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KDDI、ケータイ・スマホとセットで最大5%おトクな、「auでんき」をスタート
(2016/1/19 15:54)
電気料金に応じて最大5%がキャッシュバックされる
「auでんき」は、一般家庭向けの「でんきMプラン」と、法人向けの「でんきLプラン」が用意されている。いずれも電気料金は、東京電力や関西電力など、従来の電力会社と同等の料金で提供されるという。そのため、居住地域により、電気料金は異なる。
電気料金は、これまでの電力会社と変わらないが、auケータイ・スマートフォンと合わせて利用できる「auでんきセット割」により、「auでんき」の利用料金に応じて最大5%のキャッシュバックを行なうという。
なお、キャッシュバックは、「au WALLET プリペイドカード」にチャージ(入金)する形で行なわれる。これは、厳密には現金が戻ってくるものではないが、同社によれば「au WALLET」は、世界3,810万の店舗で利用できる決済サービスのため、“キャッシュバック”という言葉を使っている。
上の表は、世帯構成ごとの平均電気料金と、「auでんきセット割」を適用した際のお得度を表している。さらに、「auでんき」の電気料金を同社の「au WALLET クレジットカード」で支払う場合には、「au WALLET ポイント」が付与され、よりお得度がアップするという(上表の右端の数字が「au WALLET ポイント」加算時のお得額)。
「どんな世帯構成でも、どんな季節でもお得なのがauでんき」
同社の石川雄三専務によれば、「電気の使用量や料金は、世帯によっても季節によっても大きく変わってくる」という。そんな中で、「色んな家族構成や季節、場合によっては地域に関わらず、必ずお安くしようというのが、我々の基本コンセプトです」と言い切る。
また、新規参入した他社が設定した料金プランを例に挙げて説明。その他社プランでは、3〜4人家族向けとして、300kWh以上を使用すると、お得になるプランが発表されている。だが、もし月の電力使用量が300kWh以下だった場合には、定額制となっているため、「ドーンと高くなってしまう」という。こうした季節変動によって、損をしないのが「auでんき」だという。
電気の使用量を「見える化」するだけでなく、予測も行なう「auでんきアプリ」を提供
「auでんき」の提供開始にあわせて、電気使用量や電気料金をスマートフォンやパソコンで確認できる「auでんきアプリ」が提供される。同アプリでは、日別/週別/月別の電気使用量の推移がグラフで表示されるのをはじめ、電気料金を予測してくれる。
料金予測に関しては、各世帯の利用状況を蓄積していくことで、予測精度が高まっていくという。また、同時に電気の使いすぎをお知らせするアラーム設定、さらに最適な節電方法のアドバイスを行なう。
アドバイスについての例としては、外灯を使っていて夜間の電力使用量が多い世帯には、LEDを提案したり、夏の夜間使用量が多い家庭には、ひんやりシートを提案することもあるという。