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完全防水で充電不要、5,000円で買えるウェアラブル活動量計

ウェアラブル活動量計「MISFIT FLASH」

 米・MISFIT(ミスフィット)は、プールでも使える防水仕様の活動量計「MISFIT FLASH(ミスフィット フラッシュ)」の日本発売を、7月30日に発売する。価格は4,980円(税抜)。

 水深30mまで耐久できるウェアラブル活動量計。3軸加速度センサーを採用し、1日の歩数や消費カロリー、睡眠を計測する。防水仕様のため、プールでもそのまま装着して使用できる。

どんなに高機能でも美しくなければ身につけられない

MISFIT 代表取締役社長のSonny Vu氏

 MISFIT社は、代表取締役社長のソニー・ウー氏が、Appleの元CEOであるジョン・スカリー氏とともに2011年10月5日に創業。ソニー・ウー氏は、社名の由来について次のように語った。

 「MISFITは、Appleの設立者スティーブ・ジョブズ氏が亡くなった当日、2011年10月5日に創業した。彼に敬意を表し、社名は、AppleのCMの有名なフレーズ“MISFIT(社会不適合者)のために”を由来としている。私たちのウェアラブルデバイスは、美しさに重点を置いている。どんなに高機能でも、身に付けなければウェアラブルにならない。既に販売しているアメリカでは女性のユーザーが多く、身に付けやすいデザインにした」

 本体は、バンドを付けて腕時計型で使用するほか、付属のクリップを使うで足や腰など、さまざまな場所に装着することもできる。カラーはオニキスブラック、フューシャピンク、オーシャンブルー、フロストホワイト、コカ・コーラ レッド、フォレストグリーンの6色を用意。

バンドを付けて腕時計型として使用
クリップで服に装着することもできる
付属のクリップ
カラーはオニキスブラック、フューシャピンク、オーシャンブルー、フロストホワイト、コカ・コーラ レッド、フォレストグリーンの6色
MISFITはAppleの元CEOであるジョン・スカリー氏(右)とともに創業

LEDライトで1日の目標達成率を通知

 計測できる項目は、「歩数/消費カロリー/移動距離/睡眠/時間」。データはBluetoothでスマートフォンに転送でき、専用アプリで確認する。1日の活動量をグラフで表示するほか、もっとも活動量が多かった時間も把握できる。アプリは、iOSやAndroid端末、Windows Phoneに対応する。

 活動量の目標値を設定でき、本体を押すとLEDライトで1日の目標達成率を知らせてくれる。達成率に合わせて運動量を調節でき、ダイエットや健康管理など、さまざまな目的で使用できる。

 睡眠の記録も自動で行ない、睡眠モードに切り替える必要はない。アプリでは時間帯ごとの眠りのバランスを確認可能。

 本体にスクリーンは搭載せず、時刻や目標達成率は12個のLEDライトで知らせる。

 電源は、ボタン型電池CR2032を採用。充電の必要がなく、電池は最大6カ月まで交換不要。

完全防水でプールでも使える
本体に12個のLEDを搭載。時刻を表示する
LEDが点灯している数で目標達成率も知らせる

 なお、FLASHは、同社のウェアラブル活動量計「MISFIT SHINE」の低価格モデルに位置付けられる。FLASHが本体にプラスチック素材を使用しているのに対し、SHINEは航空機と同じグレードのアルミニウム素材を使用し、エレガントなデザインとしている。このほか、水深50mに耐久できる防水性能を備える。価格は12,800円(税抜)。

 また、SHINEは9色のカラー展開をしており、ネックレスとして装着できるアクセサリーもなども販売している。機能面ではFLASHと変わらないという。

アルミニウム素材でエレガントなデザインの「SHINE」
別売りのアクセサリーで首から掛けての装着もできる
SHINEのアクセサリーは多数用意

IoTの活用も、ウェアラブルは第2のステージへ

設定をすれば、MISFIT本体で自宅の灯りのON/OFFも可能になる

 ソニー・ウー氏は、今後のMISFITの機能について「ウェアラブルは今、第2のステージに突入している。活動量の記録などは第1のステージであり、これからは機器をコントロールするIoTとしての役割も兼ねてくる。現在はアプリで設定することで、MISFIT本体を自宅の灯りのリモコンにすることもできる。今後はスマートフォンで自撮りをするときの、シャッター機能も備える予定だ」と話した。

西村 夢音