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家電の操作や高齢者の見守り機能など、日立マクセルのHEMSサービス「Hemlia」

くらしサポートHEMS「Hemlia」

 日立マクセルは、くらしサポートHEMS「Hemlia(ヘムリア)」を、4月1日より本格展開する。

 「Hemlia」は、家庭でのエネルギー使用状況などを管理するサービス。宅外からパソコンやスマートフォンを使ってアクセスし、宅内の機器を制御できる。法人ユーザーには、ハウスメーカーや太陽電池メーカーなどに向けて、電力使用量や太陽電池発電量の情報を提供する。

 サービス開始に伴い、専用端末「ESゲートウェイ」の販売も開始する。端末とHemliaアプリケーションソフト、OSGiフレームワークをセットにしたもので、法人向けの販売から開始する。提携ハウスメーカーや施工会社を通じた個人向けの販売は、オプション品の発売に合わせ夏以降を予定している。

「Hemlia」システム構成図

 「ESゲートウェイ」の主な機能は、「見守りメール自動配信」「節約アドバイスメール」「一括タイマー」「電力ランキング」「リモコン」の5つ。

 「見守りメール自動配信」は、離れて暮らす家族の生活状況や子供の在宅状況を、水道の使用量や室温変化に応じて判定し、家族に自動でメール配信して知らせる機能。室温が設定温度から外れたときに知らせ、一人暮らしの高齢者の熱中症防止や、外出先からのペットケアなどに役立つという。

 「節約アドバイスメール」では、電気・ガス・水道の使用料金の目標を設定し、達成のためのアドバイスをメールで送る。目標としていた料金を越えてしまった場合にも、メールが配信される。

 「一括タイマー」は、家電製品ごとにタイマー設定することで機器を制御できる機能。寝室の消灯時間や各部屋のエアコンの停止時間など、必要なシーンに応じて設定できる。

一括タイマーで各部屋の家電を制御

 「電力ランキング」では、スマートフォンやパソコンから、各部屋で使用している家電ごとの電気料金を確認できる。エアコンや照明などの使用量をランキング形式で表すため、どの部屋の家電の使用量が多いかなどがわかる。

 「リモコン」機能により、宅内外からパソコンやスマートフォンで家電製品を操作することも可能。

 ESゲートウェイ専用端末の本体サイズは、112×115×30mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約170g。消費電力は約12W。microSDカードスロットを備える。

 同社は「Hemlia」の本格展開により、エネルギーマネジメント機能にくわえ、今後はセキュリティや健康・理美容への支援機能を強化し、暮らしの中のさまざまな場面でスマートライフをサポートするという。

西村 夢音