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電気集じん方式の空気清浄機能を搭載した「ノクリア X」

 富士通ゼネラルは、ルームエアコン「nocria(ノクリア)X」シリーズの新モデルを、4月上旬より順次発売する。100V対応で6/8/10/畳用の3機種と、200V対応で14/18/20/23/26畳用の5機種をラインアップする。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に23万~38万円前後(税抜)。

ノクリア X AS-X22E/AS-X25E/AS-X28E(100V対応)、AS-X40E2/AS-X56E2(200V対応)
AS-X63E2/AS-X71E2/AS-X80E2(200V対応)

 本体の両サイドに“室温気流”を生み出す「DUAL BLASTER(デュアルブラスター)」を備えるルームエアコン。本体の送風口から吹き出す“冷暖気流”とデュアルブラスターから送風される“室温気流”の、温度と速度の異なる2種類の気流で快適な空間をつくりだす。新製品では、デュアルブラスターの上下左右の可動域を約15%拡張した。

冷房運転時のイメージ
暖房運転時のイメージ

 電気集じん方式のプラズマ空気清浄ユニットを新たに搭載。PM2.5を含む微小粒子物質や花粉、チリやホコリなど、フィルターを通過する微粒子を静電気の力で捕集する。微粒子をプラズマイオンでプラスに帯電させ、マイナスの電極板で吸着する。フィルター式でおこりがちな目詰まりが発生せず、強力な集じん力を持続する。

プラズマ空気清浄ユニット内のイメージ

 手入れの面では、2003年度モデルに搭載し、進化させてきたフィルター自動おそうじ機能を搭載。フィルターを5つのゾーンにわけて清掃する。フィルターに付着したホコリをブラシでかき取り、収納ボックスにためる。

フィルターを5つのゾーンにわけて清掃する。清掃後、毎回ブラシに残ったホコリなども除去する

 また、新構造の本体と圧縮機を高効率化。7.1kWクラスの「AS-X71E2(23畳タイプ)」では、期間消費電力量2,276kWhを実現し、業界NO.1の省エネ性能を達成した。

 そのほか、人感センサーで人を検知し自動で節電する「不在eco」や、スマートフォンでの遠隔操作などを従来機種より継承する。

 AS-X22Eの本体サイズは786×378×293mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は17.5kg。消費電力は最大1,370W。期間消費電力量は621kWh。運転音は最大61dB。

中野 信二