ニュース
狙ったところを集中して消臭・除菌するプラズマクラスター空気清浄機の新モデル
(2014/8/28 14:38)
ニオイが気になるところを狙って放出する「パワフルショット運転」搭載
シャープは、プラズマクラスター加湿空気清浄機の2014年モデルを9月20日より順次発売する。プラズマクラスター濃度が25000の「KI-EX」シリーズは、適用床面積約24畳の最上位機種「KI-EX100」、適用床面積約20畳の「KI-EX75」、適用床面積約15畳の「KI-EX55」の3機種で、価格は全てオープンプライス。店頭予想価格は順に11万円前後、78,000円前後、68,000円前後でいずれも税抜価格。
除菌・消臭、静電気除去、肌保湿効果などがある同社独自の技術「プラズマクラスターイオン」を発生させる加湿機能付き空気清浄機。プラズマクラスター技術を搭載した空気清浄機は2,000年の発売以来、プラズマクラスターイオンの高濃度化や新機能の開発などを進めており、2013年11月末には世界累計販売台数1,000万台を突破した人気製品。同社では、プラズマクラスター空気清浄機の出荷台数増加に伴い、国内の市場も拡大しているとし、空気清浄機の需要拡大に貢献しているとする。
新モデルでは、特にリビングへの設置を意識した新機能を搭載。カーテンやソファなどニオイが気になる場所に直接プラズマクラスターイオンを集中的に放出する「パワフルショット運転」を新たに搭載した。通常運転時、後方と前方に送風しているルーバーのうち、後ろのルーバーを閉じ、前方ルーバーのみで集中的に送風するというもの。風向きと風量を制御することで、イオン濃度は通常運転時の約2倍になり、素早く除菌・消臭できるという。
PM2.5モニター搭載
本体には、感度を従来の2倍に高めた「高感度ホコリセンサー」、部屋の明るさを検知する「照度センサー」、「ニオイセンサー」「湿度センサー」「温度センサー」の5つのセンサーを搭載する。高感度ホコリセンサーでは、0.5μmの微少な粒子まで検知し、独自のアルゴリズムにより室内のPM2.5の濃度も判別する。本体には「PM2.5モニター」を搭載し、濃度に応じて運転を自動で制御する。
同社の空気清浄機では、本体背面から空気を吸い込み、上部から送風する機構を採用。室内全体を循環する気流を発生させることで、プラズマクラスターに静電気除去効果により、ホコリがつきにくい環境を作ることができるという。
フィルターには、0.3μm以上の微粒子を99.97%集じんできる「静電気HEPAフィルター」、ペット臭や料理臭のほか、排気ガスなどの有害ガス成分まで低減する「ガスもと~る脱臭フィルター」、大きなホコリをとらえる「抗菌・防カビ後ろパネル」を採用する。
そのほか、シャープのエアコンと同じ部屋で使用すると、連動運転する「エアコン連動運転」、運転状態などをおしゃべりで知らせてくれる「ココロエンジン」などは従来機種より継承する。ハイエンドモデルの「KI-EX100」では、別売りの家電ワイヤレスアダプターと接続することで、外出先からスマートフォンで操作できる「ともだち家電」機能も備える。クラウドとつながることで、天気予報を確認できるほか、外出先から室内の空気の状態を知ることもできる。
また、「KI-EX100」では、8畳を6分できれいにする「集じんスピード」、1分あたり10立方mの「風量」、1時間あたり850mlの「加湿量」において、業界No.1の性能を実現している。
全シリーズを通してデザイン面を一新。壁際の設置になじむスタイリッシュな形状を採用したという。
KI-EX100の本体サイズは、427×303×703mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約13kg。運転音は24~50dB。水タンク容量は約4.3L。
下位機種として、プラズマクラスター濃度7000で、ココロエンジン、パワフルショット運転、ガスもと~る脱臭フィルターなどを省略した「KC-E」シリーズも9月20日より発売する。適用床面積約17畳の「KC-E70」、適用床面積約13畳の「KC-E50」、適用床面積約11畳の「KC-E40」の3機種で価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に58,000円、48,000円、40,000円で、いずれも税抜価格。