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二重発熱構造を備えた超高級IH炊飯器「GRAND X〈THE 炊きたて〉」

 タイガー魔法瓶は、土鍋の可能性を追求した炊飯器「土鍋圧力IH 炊飯ジャー」を9月21日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、3.5合炊きの「JPX-A060」が120,000円前後、5.5合炊きの「JPX-A100」が130,000円前後。いずれも税抜価格。新ブランド「GRAND X(グラン エックス)」シリーズの1つで、基幹的存在となる。

土鍋圧力IH 炊飯ジャーJPX-A060 プレミアムホワイト
JPX-A100 プレミアムブラック

 3度焼きした土鍋「プレミアム本土鍋」を採用した炊飯器。土鍋の口を絞ることで発生する熱対流により、ふた部と内釜の間に蒸気のふたをし、効率の良い加熱を生み出す。

 プレミアム本土鍋には、同社独自の土かまどを大型化した「大土かまど」による大加熱を伝える。プレミアム本土鍋と大土かまどの二重発熱構造により、釜全体を効率よく加熱するという。

プレミアム本土鍋と大土かまどの二重発熱構造により、米に大量の熱を均一に伝える
プレミアム本土鍋と、おひつとして使う時のフタ
大土かまど

 圧力機能では、1.25気圧と1.05気圧を切り替える独自の「可変W圧力」機能を搭載する。炊き上げ時に1.25気圧の圧力をかけて、米のねばりともちもちした弾力を引き出す。さらに、炊きあげ後半で一気に1.05気圧まで減圧し、約280℃の高温で炊きあげて、ふっくらもちもちでしっかりおいしいごはん粒に仕上げる。

 操作面では、人が近づくと反応する「モーションセンサー」で表示される「タッチパネル」を採用。使用時に必要な情報をタッチパネルに表示し、各情報を指でタッチするだけで炊飯できる。また、音声ガイドによる操作確認もできる。

人が近づくとモーションセンサーが感知して、操作部にタッチパネルを表示する

 さらに、お米の質などに応じて「ねばり加減」を選択できる「米(マイ)チューニング」機能を搭載する。「仕上がり」ボタンをタッチするだけで、「しゃっきり」から「もっちり」まで、米の炊き上がりを好みに合わせて選べる。

 本体サイズは238×277×218mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は6.2kg。消費電力は850W。年間消費電力量は44.5kWh/年。カラーはプレミアムブラックとプレミアムホワイト。

「感動の、おいしさを。」をコンセプトとした新ブランド「GRAND X」

 新ブランド「GRAND X」シリーズは、使う人にとって価値のある「道具」であることと、食材のおいしさを最大限に引き出す“温度”に徹底的にこだわることをモットーとしている。

 発表会の壇上でタイガー魔法瓶の代表取締役社長 菊池嘉聡氏は、調理器具を使った料理というアウトプットだけでなく、料理を通して温かい団らんや感動を提供したいという思いで、「感動の、おいしさを。」をコンセプトとした調理家電の新ブランド「GRAND X」を立ち上げたという。

 今回は、日本の主食である「米」、栄養価で必要となる「肉」、普段摂取しづらい栄養素である「野菜」、バリエーションが豊富で女性に人気のある「パン」の4つの要素について、IH炊飯器、IH調理器、IHスーププロセッサー、IHホームベーカリーというラインナップを用意した。

中野 信二