ニュース

東京電力、スマートメーターの設置を4月に開始

スマートメーターの例

 東京電力は、サービスエリア内である東京都小平市の一部地域にて、4月からスマートメーターの設置を開始する。今回設置されるのは1,000台程度の予定。

 小平市に続き、7月からは都内全域で、2014年度(平成26年度)後半からはサービスエリア全域でスマートメーターの設置を開始する。10年ごとに行なわれる定期的な交換や、新築などによる新規契約時にスマートメーターが設置される。

 2014年度の設置台数は約190万台を見込んでいる。内訳は30Aが約46万台、60Aが約126万台、120Aが約18万台。2020年度までの7年間で、サービスエリア内すべての顧客にスマートメーターを設置するとしている。

 スマートメーターは、通信機能を持つ次世代の電力計で、検針結果の送信や設定の変更などがオンラインで行なえる。2015年7月からは、スマートメーターを活用した遠隔検針やアンペアの容量変更、電力使用量の見える化などのサービスを提供するとしている。

 東京電力が設置するスマートメーターは、当初は携帯電話方式による通信を行なうが、7月以降は920MHzの小出力無線によるマルチホップ式や、電力線を通信回線とするPLC方式の機器も適材適所で配置される。

伊達 浩二