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熱中症を音声で防ぐ高機能エアコン「うるさら7」

HFC32を搭載機種の累計販売台数が1年で100万台を突破

「うるさら7(セブン) Rシリーズ」

 ダイキン工業は、熱中症を音声で防ぐ高機能エアコン「うるさら7(セブン) Rシリーズ」を12月10日より発売する。6/8/10/12/14/18/20/23/26畳向けに全9機種が用意され、価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格帯は22万円前後から37万円前後。10畳向けの「AN28RRS-W」の店頭予想価格は26万円前後。

 地球温暖化への悪影響が少ない、高効率の新冷媒「HFC32」を採用したエアコンで、ダイキン独自の加湿機能や除湿機能、カビ菌・ニオイの元となる原因菌を分解・除去する効果がある高速ストリーマ機能などを備えた高級モデル。

 新モデルでは、温湿度センサーや人感センサーで感知した情報を基に、10種類の音声ガイドで、節電・快適性を高める「音声アドバイス機能」、スマートフォンを使って外出先からON/OFFを操作したり、電気代を確認できる「スマートリモートコントロール機能」を新たに搭載した。

本体正面
付属のリモコン
室外機
高効率の新冷媒「HFC32」を搭載する
新モデルでは、10種類の音声ガイドで、節電・快適性を高める「音声アドバイス機能」を搭載
スマートフォンとの連携機能にも対応する
ダイキン 空調営業本部 住宅用事業担当課長の谷内邦治氏

 ダイキン 空調営業本部 住宅用事業担当課長の谷内邦治氏は、新モデルについて「昨年より世界で初めて搭載した新冷媒『HFC32』が非常に好調で、家電製品として初めてものづくり日本大賞を受賞するなど、評価も高かった。昨年ダイキンから発売した家庭用エアコンは全てHFC32を搭載していたが、累計販売台数は100万台を突破した。今年は、HFC32を搭載するのはもちろん、ハード面で整った省エネ性を今度はお客様の使い方でさらに高められるようにソフト面を強化した」と説明する。

新冷媒『HFC32』を世界で初めて搭載した昨年モデルは、家電製品として初めてものづくり日本大賞を受賞した
累計販売台数は100万台を突破するという
新モデルでは、ソフト面の省エネ性を強化する

音声で熱中症を予防

 音声アドバイス機能では、センサーが感知した情報を基に10種類の音声アドバイスを行なう。冬場、室内が乾燥している場合「加湿暖房運転がおすすめです」、外の気温が下がってきたとき「室温よりも室外温度が低くなりました」などのアドバイスを行なうほか、電気代や、あらかじめ設定した目標電気代への到達度を音声で知らせる。

 また、夏場に室内が高温・高湿状態になった場合「室温が高くなっています。冷房運転を開始してください」という音声が流れ、さらに事前の設定によっては、自動で冷房運転をスタートさせることもできる。高齢者や子供などの熱中症予防に有効だという。

本体から10通りの音声アドバイスが流れる
冷房や暖房に関するアドバイスのほか、電気代なども音声でガイドする
室温が高湿・高温になると、冷房運転を促す。設定次第では自動で冷房運転を開始することもできる

スマートフォンによる遠隔操作に対応

 スマートリモートコントロール機能は、別売りの無線LAN接続アダプターを使って、スマートフォンとエアコンを接続して、外出先からの本体操作が可能になるというもの。使用の際は自宅の無線LAN環境が必須となる。

 具体的には外出先からの運転ON/OFF操作、予定や起床時間に合わせたタイマーON/OFF操作設定、電気代の確認管理などが可能。

 また、一定時間部屋に人がいないことを感知するとスマートフォンに消し忘れを通知する機能や、室内が高温になっていることをスマートフォンに知らせる機能も備える。

 別売りの無線LAN接続アダプターの店頭予想価格は1万円前後。

別売りの無線LAN接続アダプター
外出先からスマートフォンで本体を操作できる
外出先で本体の運転状況を確認できる
電気代をグラフ化して確認
室内温度、室外温度を確認して本体を操作することができる
室内が高温状態であることを知らせる機能も備える

20畳~26畳クラスの省エネ性がさらにアップ

20畳~26畳クラスの熱交換効率が約7%向上した

 本体の省エネ性能では、20畳~26畳クラスの省エネ性が向上した。室内機の構造を最適化したことで、送風効率が向上したほか、室外機の熱交換器の効率が高くなったことで、熱交換効率が約7%向上したという。

阿部 夏子