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東芝、油を使わない揚げ物料理が作れるオーブンレンジ

~ピザやパンがまとめて一度に焼ける上下2段調理も

 東芝ホームアプライアンスは、油を使わずに揚げ物料理が作れるオーブンレンジ「石窯ドーム ER-LD330」を、8月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は85,000円前後。

石窯ドーム ER-LD330 グランホワイト
グランレッド

 湾曲する天井に沿って熱風を庫内に素早く循環する「石窯ドーム構造」を採用した、庫内容量30Lのオーブンレンジ。従来モデル「ER-KD320」と同様、最高300℃のオーブン加熱と、庫内壁面の遠赤コーティングから発生する遠赤外線により調理を行なう。また、庫内に設置する角皿の縁にはスリットが開いており、ここを熱風が通り抜けることで熱対流が起きやすくなる。このため、ピザやバターロール、クッキーが、上下二段でまとめて調理できるという。

石窯ドーム構造のイメージ
上下2段調理も可能

 新製品は、オーブンと300℃の過熱水蒸気を組み合わせることで、油を使わない揚げ物調理「ノンオイルフライ」が可能になった。焼き網を使用することで脂を落とし、ヘルシーな仕上がりになるという。メニューは鶏のから揚げ、春巻きのほか、少量の油を使ったエビフライ、とんかつも調理できる。

 電子レンジ機能では、スイングする赤外線センサーが庫内の温度を検知するため、2品同時の温めに対応。加熱温度は90℃からマイナス10℃まで5℃刻みで細かく設定できるため、生チョコやバター、アイスの解凍にも利用できるという。

油で揚げない「ノンオイルフライ」調理が可能。から揚げや春巻きも作れる
油を少量だけ使うことで、とんかつやエビフライも調理できる
電子レンジ機能では、過熱温度を90℃からマイナス10℃まで5℃刻みで指定できる。二品同時温めも可能

 メンテナンス面では、スチームで汚れを浮かす「手間なしお手入れ オート」機能を搭載。また角皿と庫内には、調味料や油脂汚れが簡単に拭き取れるよう、微細な粒子のセラミックコーティング「とれちゃうコート」を施している。

 付属の料理レシピ集は、従来モデルから23メニュー増えた229メニューを掲載。また同社の調べで、オーブンレンジ購入の目的の上位にパン・スイーツ調理が挙がっていたことから、47種類のパンメニュー、65種類のスイーツメニューを揃えた。さらに、3分/5分/8分で作れる「スピードメニュー」は、従来から6種類追加した33メニューとなった。なお一部の新メニューは、料理教室の「ABCクッキングスタジオ」による開発メニューとなる。

 本体の設置については、本体背面を壁にピッタリ付けることが可能。上方は10cm、左右は各2cmずつ間隔を開ける。また、本体左面を壁にピッタリ付け、右側を4cm開けても良いという。

 本体サイズは500×450×388mm(幅×奥行き×高さ)、庫内サイズは398×330×232mm(同)。重量は18kg。定格消費電力は1,430W。年間消費電力量は70.6kWh/年。オーブンの加熱範囲は100~300℃で、発酵の場合は30/35/40/45℃。過熱水蒸気の温度調節範囲は100~250℃。本体カラーはグランホワイトとグランレッド。

角皿と庫内には、汚れが簡単に拭き取れるセラミックコーティング「とれちゃうコート」を施している。スチームで汚れを浮かす機能も付いている
背面は壁にピッタリ付けて設置できる。本体左面を壁に付けることも

 このほか下位モデルとして、オーブン1段調理で庫内容量30Lの「石窯ドーム ER-LD10」、庫内容量26Lの「ER-LD8」、同じく庫内容量26Lで過熱水蒸気機能を省いた「ER-LD7」も、同時に発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は、順に65,000円前後、53,000円前後、43,000円前後。

オーブン1段調理で庫内容量30Lの「石窯ドーム ER-LD10」グランホワイト
庫内容量26Lの「ER-LD8」グランホワイト
庫内容量26Lで過熱水蒸気機能を省いた「ER-LD7」グランホワイト
ER-LD7 ブラック

正藤 慶一