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リズム時計工業、AMラジオ電波を受信して時刻を補正する電波時計

 リズム時計工業は、時刻が正確に刻めるよう3種類の電波を受信する電波時計「スリーウェイブ」を、5月30日に発売する。希望小売価格は、四角形の枠が付いたデザインの「M831」が31,500円、円形の「M830」が21,000円。

スリーウェイブ M831
スリーウェイブ M830

 時計の基本性能である“時刻の正確さ”を追求した電波時計。通常の電波時計は、福島県・おおたかどや山からの「40kHz電波」、佐賀県・はがね山からの「60kHz電波」を受信するが、時計の設置場所によっては、電波が受信しにくいケースがあったという。

 そこでスリーウェイブでは、全国にあるAMラジオの放送局から送信される「AMラジオ時報電波」を受信する仕組みを搭載。40/60kHzの受信ができない場所でも、正確な時刻が表示できるため、使用環境が広がるという。

 機能面では、即座に現在時刻を表示する「快速スタート機能」、電波が受信できない場合の「電波受信OFF機能」、電波の状態をチェックして受信できるかどうかを知らせる「電波サーチ機能」などを備える。また、消灯後や目覚ましをセットした後に秒針を止め、眠りを妨げない「夜眠る秒針」も搭載されている。夜眠る秒針は、秒針作動時のノイズが発生しないため電波が受信しやすく、省電力効果もあるという。

 デザイン面では、M831では5mm厚のガラスの質感と、木枠の質感を追求することで、高級感とモダンさを合わせているという。M830では、3mm厚のガラスに鏡面仕上げを施したラインとローマ数字で、高級感を引き立たせたデザインとなっている。

 M831の本体サイズは336×336×51mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.9kg。電源は単三アルカリ乾電池6本で、電池寿命は約5年間。バックアップ用電源として、コイン型リチウム電池のCR2032を使用する。付属品として、乾電池、石膏ボード対応の壁掛金具を同梱する。

正藤 慶一