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パナソニック、10分で餃子やシュウマイが調理できるオーブンレンジ
設置体積28%カットで食器棚にも設置可。“業界初”のLED庫内灯【訂正版】
(2013/3/19 14:01)
パナソニックは、10分で蒸し調理ができるスチームオーブンレンジ「3つ星ビストロ NE-BS1000」を、6月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は150,000円前後。
“時短でごちそう”をテーマとしたオーブンレンジ「3つ星ビストロ」シリーズの最新モデル。従来モデルと同様、加熱時間10分で作れる専用レシピ「10分でちゃんとごちそう100レシピ」を同梱する。
新製品では、庫内上部にスチームを閉じ込めることで、蒸し料理の調理時間が短縮できるようになった点が特徴。本体側面に、フィンを搭載した高効率のボイラーを配置することで、スチーム発生部の伝熱面積が従来モデルの約5倍に、スチーム量が同比約1.6倍に増え、より食材に熱が伝わりやすくなった。
さらに、専用の調理皿「スピードグリル皿」で庫内上部を仕切り、そこにスチームを噴射することで、立ち上がりの温度上昇は従来の約2倍となった。スチームは食材の斜め下30度から噴射するため、効率よく加熱できるという。またスピードグリル皿は、電子レンジによるマイクロ波によって加熱され、食材の温度上昇を促進させる効果もあるという。パナソニックでは、これらの機構を「スピードスチーム機構」と称している。
このスピードスチーム機構により、蒸し物や蒸し焼き調理が、10分で作れるようになった。シュウマイや野菜の蒸し物はしっとりと、餃子は皮の表面をこんがり焼きながら、ふっくらと仕上がるという。蒸し料理のレシピは、10分でちゃんとごちそう100レシピにも追加されている。
また、本体底部にある冷却用のファンを、ACファンから冷却効果の高いDCファンに変更。ファンの数が2個から1個に減らした。設置時に本体上部に必要だった空きスペースも、従来の高さ20cmから10cmに変更となり、パナソニックでは、「食器棚の設置に配慮したサイズ」としている。必要な空きスペースが少なくなったことにより、本体を設置するのに必要なスペースの体積は従来モデルよりも28%カットされた。
【お詫びと訂正】初出時に本体体積が28%カットされたという記述がありました。お詫びして訂正させていただきます。
操作パネルには、カラーのタッチパネルを採用。初期画面には「あたため」「トースト」「レンジ600W」など、よく使用する機能を集約した。パネルでは、本体に搭載された全311メニューを名前や材料、調理時間から選ぶことも可能。スマートフォンでタッチして調理設定ができる「タッチアクセス機能」も備えている。
このほか庫内灯には、“業界初”となるLEDを採用。従来のクリプトン電球と比べ、照度が約33%向上し、食品の色が鮮やかに見えるという。消費電力はクリプトン電球の1/20に抑えている。
本体サイズは494×435×390mm(幅×奥行き×高さ)で、庫内サイズは394×309×225mm(同)。庫内容量は約30L。重量は約19.9kg。本体カラーはホワイトとルージュブラック。
下位モデルとして、NE-BS1000からカラータッチ液晶、10分でちゃんとごちそう100レシピ集、ドアがやさしく閉まるソフトダンパーを省いた「NE-BS900」も、同時に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は120,000円前後。本体カラーはホワイトとシャンパンブラック。