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熊本県、PM2.5の基準越え予想で注意喚起
~1日当たりの平均値が1立方m当たり70μg超に
(2013/3/5 14:21)
熊本県は、PM2.5(微小粒子状物質)の量が、1日当たりの平均値が1立方m当たり70μg(マイクログラム) を超えると予想されたため注意喚起のお知らせを公開した。県単位でpm2.5の注意喚起を行なったのは、これが初とみられる。
熊本県では、当日午前5時から7時までの各1時間値において、県内18の観測局(県16局+熊本市2局)のうち1局でも85μg/立方mを超えている場合、その日の平均値が70μg/立方mを超える可能性があると判断し、注意喚起を行なっている。
PM2.5に関する環境省の環境基準は「1年平均値が15μg/立方m以下であり、かつ、1日平均値が35μg/立方m以下であること」としている。ただし、大気中の測定値については「1日平均で1立方m当たり70μg」を暫定指針値としており、各県から注意喚起が行なわれることになっている。
熊本県では、測定地点の速報値をWebで公開しているほか、携帯電話で受信できる大気環境情報メールサービスを無償で配信している。
また、注意喚起への対応として、以下の行動を勧めている。
・県及び熊本市が公表する速報値を注視する。
・不要不急の外出を控える。
・屋外での激しい運動をできるだけ減らす。
・外出時にはマスクの適切な着用を行なう。
・室内の換気は必要最小限にする。
・洗濯物を室内に干す。
とくに呼吸器系の疾患がある高感受性者は、より慎重な行動を勧めている。