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シャープ、女性と赤ちゃんにやさしい風を送るプラズマクラスターエアコン
~高温時は自動で冷房開始。冷媒量を調節する「エコタンク」も搭載
(2013/2/27 16:27)
シャープは、女性と赤ちゃんにやさしい風を送るエアコン「プラズマクラスターエアコン SXシリーズ」を、3月11日に発売する。価格はオープンプライス。6/8/10/12/14/18/20/23畳向けの8製品が用意され、店頭予想価格は21~33万円前後。
“ママと赤ちゃんにやさしい”をテーマとしたエアコン。同社によると、「エアコンが苦手」という声が男性よりも女声に多く、また体温調節が未熟な赤ちゃんには、エアコンの風を直接当てない空調が必要とされるという。
女性と赤ちゃんにやさしい風を送るために、送風口には幅の広い送風パネル「ロングパネル」を採用した。冷房時はパネルが上向きに開き、天井方向へ冷風を送ることで、手足の冷えすぎを抑えた、風を感じない爽やかな空調ができるという。また暖房時には、パネルが下向きに開き、床方向へ温風を送ることで、足元を暖める。いずれの送風時も、ベビーベッドに直接風が当たらないという。
同社がロングパネルを採用したのは2007年で、今回の製品で7モデル目に当たる。今回の新製品では、暖房時のパネル位置がより送風口に近くなり、送風ロスが少なくなり、より温風が床面へ届きやすい構造になった。
また、シャープ独自の除菌・脱臭イオン「プラズマクラスターイオン」を放出する運転モードを搭載。エアコン使用時だけでなく、イオン放出のみの利用もできる。イオン濃度は1cm当たり25,000個。
イオン放出モードは4モード用意されている。ロングパネルに気流を載せてイオンを放出する「プラズマクラスターイオン運転」、そよ風のようなリズム風でイオンを放出する「扇風機モード」、衣類に付着したニオイを取り除く「衣類脱臭モード」、約60分間、様々な方向に強い風量でイオンを放出する「部屋正常モード」で、いずれもリモコン操作で運転を切り替える。
さらに、夏の高温状態を知らせる「高温みはり」機能も採用した。適切な温度・湿度の場合は、室内機前面のランプが緑色に点灯するが、やや高温・高湿になると、ランプが黄色に変わり、扇風機モードが自動でスタート。より高温・高湿になると、ランプが赤になり、冷房運転が自動で開始される。運転開始時は音も鳴る仕様になっている。
このほか、ウイルスが発生しやすい低音・低湿状態になると、ランプの色と音で知らせる「乾燥みはり」機能も搭載する。同社の加湿空気清浄機「KI-BX85」との連動運転にも対応する。
室外機では、運転状況によって効率よく運転できる冷媒量が異なる点に注目し、自動的に冷媒量をコントロールする「エコタンクシステム」を、14畳向け以上のモデルで搭載した。夏など長時間冷房を行なう際は、タンクに冷媒を溜めることで運転効率を高め、期間消費電力量を従来機比で約7%低減する効果があるという。
また冬の場合は、タンクに貯めていた冷媒を放出することで、一気に暖めることも可能という。
リモコンは、メインボタンを「運転」「停止」「プラズマクラスターイオン発生」の3つに抑えたシンプルなレイアウトを採用。液晶画面は大きく、またタッチセンサーにより手に持つだけで画面が光る仕様になっている。また、特定の曜日だけ運転させたり、冷房時に特定の時間だけ扇風機モードに切り替えるなど、細かいタイマー設定もできる。
室内機の本体サイズは、全機種で798×321×295mm(幅×奥行き×高さ)。室外機のサイズは、14畳以上向けが820×340×630mm(同)で、12畳向け以下が780×289×540mm(同)。