パナソニック、スクロールや拡大などタッチパネル操作が進化したFAX

~新発売のドアセンサーも接続可能
おたっくす KX-PD702

 パナソニックは、タッチパネル操作が進化したFAX「おたっくす KX-PD702」シリーズ2機種を、11月22日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、子機が1台の「KX-PD702DL」が28,000円前後、子機が2台の「KX-PD702DW」が38,000円前後。

 約4.9型の大型タッチパネル液晶を備えたFAXで、従来モデル「KX-PD701」よりも、タッチパネルの操作性を高めた点が特徴。画面を指先で上下して電話チョウをスクロールしたり、親指と人差し指で画面を触り、指先を開閉することで画面の拡大・縮小が可能になっている。

 また、受信したFAX原稿を液晶で確認し、見てから印刷するか否かが選べる「見てから印刷」機能や、手書きペンでタッチパネルに書き込むことで、紙やペンがなくても原稿が作成できる「手書きファクス」機能も備える。また電話帳登録機能では、液晶画面に文字を手書きし、表示された候補文字から選択して登録できる。

指でスクロールしたり、つまむ/広げる動作で拡大・縮小ができる
電話帳登録は手書きでてきる
同時に発売するドアセンサー「ECID20A」との連携も可能

 別売りのセンサーとの連携も可能。これまで発売されていた窓センサー「KX-FSD10」に加え、11月22日に発売するドア用センサー「ECID20A」も利用できるようになった。

 これらのセンサーを取り付けた窓やドアが開けられると、FAX本体に通知され、親機と子機の警報音と表示で知らせる。センサーは合計20台まで登録可能。さらに、親機・子機の液晶画面で、窓・ドアの開閉状況を確認したり、センサー反応時にあらかじめ登録した番号に音声で知らせる機能も備えている。各センサーの価格はオープンプライスで、店頭予想価格はいずれも1個5,500円前後。

 このほか、電波環境が良好な場合に消費電力を最大で5%抑える「エコナビ」機能、着信時に親機のアンテナ部が青く光る「光るLEDアンテナ」も備えている。停電時対策としては、親機の電池パックを使って、親機の受話器や子機での通話・受話にも対応する。

 本体サイズは296×210×86mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.4kg。原稿サイズはA4~A5。印刷は熱転写記録方式。消費電力は待機時は約0.7W、最大時が約120W。

 子機のサイズは約48×30×175mm(同)で、重量は約150g。電源は専用のニッケル水素電池。充電時間は約10時間で、連続通話時間は約5時間、待受時間は約150時間。

 子機、および各センサーの無線通信方式はDECT準拠方式の1.9GHz。






(正藤 慶一)

2012年10月16日 14:40