パナソニック、ホームベーカリービギナー向けの特別レッスンを開催

~ABCクッキングスタジオで10月からの3カ月間限定

 パナソニックは、ホームベーカリーを使ったことがない人向けの特別レッスン「初めてのホームベーカリーレッスン」を10月~12月の3カ月間限定で、料理教室「ABC Cooking Studio」にて開催する。参加費用は2,000円で、全国12のスタジオで開催される。参加には事前のWeb予約が必要となる。

「初めてのホームベーカリーレッスン」で使用されるパナソニックのホームベーカリー「SD-BMS105」本体上部具材を自動で投入する具材投入ケース

 ホームベーカリーを使ったことのない「ホームベーカリービギナー」向けの料理教室。レッスンでは、こね・ねかす・発酵などパン作りにおいて重要な工程を実際に体験できるほか、チキンやデザートなどパン以外のメニューも作ることができる。レッスン内容は、「ピザパン(ボロネ-ゼ)&アンチョビトマトプチパン」、「スパイシーチキン&ポテト・バーニャカウダドレッシングのサラダ」、「生チョコプリン」。

 レッスンで使用するのは、9月10日に発売になったばかりのパナソニックのホームベーカリー「SD-BMS105」。約54分でパンを焼き上げる「クイックブレッドコース」を搭載しているほか、卵とバターをたっぷり使った本格的な「ブリオッシュコース」など多彩なメニューを搭載する。

ホームベーカリーの商品企画を担当しているパナソニックの金田美智代氏

 ホームベーカリーの商品企画を担当しているパナソニックの商品グループ キッチンアプライアンスチーム 金田美智代氏は、自動メニュー以外の特徴について「レーズン・ナッツ自動投入」「イースト自動投入」「気温に応じた製パンプログラム」の3つを挙げる。

 金田氏は「パナソニックのホームベーカリーでは、具材を最後のねりの部分で投入するため、具材がつぶれることなくきれいに混ぜることができす。また、イーストの投入タイミングも一般的なホームベーカリーとは違う『中麺法』を採用。これは、パンの生地を作ってからイーストを混ぜて練り込む方法で、室温のばらつきやタイマーの有無に関係なく安定したおいしさを実現するものです。さらに、季節による寒暖差や運転時の気温変化まで配慮した最適プログラムを搭載しているので、季節に関係なくいつもふっくらと仕上げることができます」と説明する。

レーズンやナッツなどの具材を自動で投入する機能。最後のこねの工程で投入するので、具材がつぶれずにきれいな状態で残るというイースト自動投入機能。生地を作ってからイーストを投入するので、室温の影響を受けにくく、安定したおいしさを維持できるという寒暖差や気温変化に対応した最適プログラムを搭載。季節に左右されることなく、ふっくらとしたパンを焼き上げるという

 パナソニックでは、10月のレッスンスタートに先駆けて、報道陣向けのレッスンを開催。レッスンではABC Cooking Studioの講師が、野菜の切り方から、材料の計り方まできめ細かい指導を行なってくれるので、料理の初心者でも安心して参加できる。当日は4人1組のチームになって、作業を行なったが、「普段料理は全くしない」という男性も、楽しくレッスンに参加していた。

レッスンでは、ABC Cooking Studioの講師が丁寧に工程を説明手元を映し出すモニターもあってとてもわかりやすい。写真は具材投入ケースに具材を入れているところ報道陣向け体験会の様子。男性参加者も多かった

 まずは、パン生地作りからスタート。といっても、実際には材料をホームベーカリーの中に入れてスイッチを押すだけ。その間にほかの料理の下ごしらえを行なう。その後、生地ができたら、取り出して発酵、形を整えたら、今度はパナソニックのオーブンレンジ「3つ星ビストロ NE-R3500」で焼き上げる。

まずはパン生地作りからスタート。パンケースに小麦粉などの材料を投入していく30分も経たないうちに生地が完成取り出して形を整えていく。この日はオリーブ入りのパンを作った
形を整えたプチパン。真ん中の切れ目のところに、具材を載せていくこちらはボロネーゼソース(挽肉とトマトのソース)を上に載せたピザ。ボロネーゼソースは、パン生地をこねている間に作ったものパナソニックのオーブンレンジ「3つ星ビストロ NE-R3500」で焼き上げていく

 ホームベーカリーではこね・発酵から焼き上げまで全て行なうことができるが、今回のレッスンでは生地作りまでをホームベーカリーを使い、その後は自分で形を整え、具材などを入れてオーブンで焼き上げるスタイルを採用。

 生地作りはホームベーカリーが30分もかからずに終わるので、後の作業はとてもスムーズに進められる。レッスン時間が限られていることも関係あるのだろうが、実際にパン生地を自分の手でこねたり、伸ばしたりすることで、パン作りの楽しさをよりダイレクトに体験できるという長所もある。

「3つ星ビストロ NE-R3500」の2段調理で一気に2種類のパンを焼き上げていく取り出したところ。良い香りが広がって、参加者のテンションも一気に上がった
ピザも焦げ目がついて、おいしそうに仕上がったプチパンは、中がふっくらと柔らかく、付け合わせのパンとして最適パンを焼いている間に作ったサラダやチキンも一緒にいただく。かなりのボリュームで、食べきれないほど。焼いたパンは持ち帰ることもできる

 レッスンでは、各テーブルに1台ホームベーカリーが置かれているので、自由に製品に触ることができるし、運転音や操作のしやすさも実際に確認できる。実際に作ってみて驚いたのは、ホームベーカリーの運転音が思っていたよりもずっと静かだったということ。周りに人がたくさんいたこともあるが、本体のそばに耳を近づけないと運転音が確認できないほどだった。

 ホームベーカリーに対して興味があるものの、「使い勝手はどうなのか」「使いこなせるかどうか」という不安があって、これまで購入にまで至らなかったという人にはぴったりのレッスン内容だ。

 レッスン時間は試食も含めて約3時間ほど。この日はレッスンの初日だったということもあって、実際にはもう少し時間が短くなるという。






(阿部 夏子)

2012年9月19日 12:43