パナソニック、従来モデルの約1.5倍走れる幼児2人同乗タイプの電動アシスト自転車

 パナソニックサイクルテックは、大容量12Ahのリチウムイオンバッテリー搭載の幼児2人同乗可能な電動アシスト自転車「ギュット・ミニ・DX BE-ENMD034」と「ギュット・DX BE-ENMD634」を7月4日より発売する。希望小売価格は147,000円。両モデルの違いは、車輪のサイズで、ギュット・ミニ・DXは20インチ、ギュット・DXは前輪が22インチ、後輪が26インチとなる。

ギュット・ミニ・DX BE-ENMD034ギュット・DX BE-ENMD634
標準装備の前用チャイルドシート。後ろ用のチャイルドシートは別売りとなる

 前方と後方にチャイルドシートを装着することで、幼児2人を同時に乗せることができる電動アシスト自転車。ギュットシリーズは、子供の乗り降りや安全性を重視した低重心設計や、子供を乗せなくなっても乗り続けられるデザイン性の高さが特徴。

 新モデルでは、リチウムイオンバッテリーの容量を従来の8Ahから12Ahに強化した。これにより、アシスト力が最も強いパワーモード設定時の走行距離はギュット・ミニ・DXで約36km、ギュット・DXで約41kmと従来モデルの約1.5倍長く走れるようになった。充放電回数は約700~900回と長寿命で、バッテリーの買い換え頻度も従来より少なくなったという。

 また、上り坂において、パワフルなアシスト力を発揮する「ラクラクドライブユニット」を搭載。幼児2人同乗時でも、快適な走行が可能だという。

 標準装備の前用チャイルドシートでは、子供の成長に合わせて大きさを変えられる仕組みとした。頭を保護するヘッドレストは3段階、足を置くステップ部分は2段階、間口を調整するグリップバーは2段階で調整可能。チャイルドシート用の着せ替えシートカバーは、車体に合わせて選べるように3種類用意する。カバーは取り外して洗うことができる。

ステップ部分と、ヘッドレスト部分、グリップバーをそれぞれ調整できる

 省エネ機能では、センサーで走行状態を感知し、自動で省エネ走行する「エコナビ」機能を搭載する。道路状況などに応じて最適なアシスト力を制御することで、ギュット・ミニ・DXで最大約58km、ギュット・DXで約69kmの走行が可能となる。エコ運転時には、液晶スイッチにエコナビランプが点灯するほか、バッテリー残量の表示機能も備える。

 運転モードは、アシスト力が最も強い「パワーモード」、アシスト力を自動で制御する「オートマチックモード」、アシスト力を抑え、長距離走行が可能な「ロングモード」の3つ。ギュット・ミニ・DXの走行距離は、パワーモードで約36km、オートマチックモードで約43km、ロングモードで約58km。ギュット・DXは順に約41km、約47km、約69km。

 安全性では、駐輪時にスタンドを立てると自動的に前用チャイルドシートとハンドルのふらつきを防ぐ「スタピタ機能」、子供を乗せている状態でも、簡単にスタンドが立てられる「かろやかスタンド機能」、暗くなると自動でLEDライトが点灯する「照度センサー」機能などを搭載する。

 ギュット・ミニ・DXのサイズは1,809×565mm(全長×全幅)で、重量は33.3kg。本体カラーはプレミアムブラック、フレッシュグリーン、ハッピーピンクの3色。

 容量8Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載した3モデルも同時発売する。車輪サイズ20インチの「ギュット・ミニ BE-ENM034」、前輪22インチ、後輪26インチの「ギュット BE-ENM634」、車輪サイズ26インチの「ギュット・プラス BE-ENMP634」の3機種で、希望売り価格はギュット・ミニとギュットが132,000円、ギュットプラスが121,000円。






(阿部 夏子)

2012年6月6日 12:06