パナソニック、省エネ性“業界No.1”の瞬間式温水洗浄便座

ビューティ・トワレ DL-WEN60

　パナソニックは、省エネ性が“業界No.1”の温水洗浄便座「ビューティ・トワレ DL-WEN60」を、4月20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は約10万円前後。

　使用時に便座とシャワーを瞬時に温める「W瞬間方式」を採用した温水洗浄便座。W瞬間方式は、約6秒で便座を温める「瞬間暖房便座」と、使うときだけシャワーを温める「瞬間湯沸しシャワー」を組み合わせ、待機時の保温消費電力を抑える。新製品では、便座温度を検出する温度センサーと、その入力回路の精度を向上させた。

　さらに同社独自の省エネ技術「エコナビ」も搭載。エコナビでは「ひとセンサー」と「室温センサー」で人の入退室や室温の変化を感知し、最適な温度に自動制御して節電運転する。これらの省エネ技術によって、DL-WEN60の省エネ基準達成率は225%、年間消費電力量は60kWhとなり、瞬間式では“業界No.1”の省エネ性を実現したとしている。

W瞬間方式とエコナビを採用し、便座の温度センサーの検知精度を向上

逃がし水を削減することで、年間約2,040Lの節水になる

　機能面では、「逃がし水」を削減する「節水機能」も搭載した。逃がし水とは、温水洗浄便座を使用する場合に水圧を調整するための水で、従来モデルでは必ず排出していた。DL-WEN60ではこの逃がし水を削減することで、年間約2,040L、2L入りのペットボトルでは約1,020本分を節水できるという。

　さらに、同社独自のイオン技術「ナノイー」の発生ユニットも搭載。ナノイーイオンは、空気中の水分に高い電圧をかけて生成する微粒子イオンで、菌やウイルス、臭い、アレル物質などを抑制する効果があるとされている。DL-WEN60では、トイレ使用中に便器で発生する排便臭は「お出迎えオート脱臭」機能で脱臭し、壁に蓄積する付着臭は、トイレ退室後に発生する「ナノイー」で軽減するという。

「ナノイー」機能を搭載。トイレ使用中に便器で発生する排便臭は「お出迎えオート脱臭」機能で脱臭し、壁に蓄積する付着臭は、トイレ退室後に発生する「ナノイー」で軽減する

　このほか、シャワー洗浄後の温風乾燥機能、便座のふたが自動開閉する「便ふた自動開閉」機能、使用前に便器の内面全体に水を吹き付け、掃除の手間を軽減する「アクアコート」機能も備える。

　本体サイズは470×550×250mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は5kg。カラーはパールアイボリー。最大消費電力は1,291W（水温5℃、室温0℃の場合）。給水方式は水道直結方式。