レッツ、出力がアップしたキャリングケース形ソーラー発電・蓄電装置

 レッツコーポレーションは、出力がアップしたキャリングケース形ソーラー発電・蓄電装置「ソーラー蓄発くん(ソーラーちくはっくん) Li-2PU」を7月15日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は312,900円前後。

ソーラー蓄発くん(ソーラーちくはっくん) Li-2PU本体には、キャリングケースの2面と、別取付用2面の合計4面の単結晶ソーラーパネルが付属する

 ソーラーパネルで発電した電気を、リチウムイオン電池に充電する発電・蓄電装置。持ち運びやすいよう、キャリングケース形の本体を採用する。Li-2PUでは、定格出力が従来の280Wから300Wに、最大出力が従来の350Wから600Wに、それぞれ向上している点が特徴。

 本体には、キャリングケース内部の2面と、別取付用2面の合計4面の単結晶ソーラーパネルが付属する。パネル1枚あたりの出力は13Wで、合計出力は52W。

 リチウムイオン電池の容量は900Whで、出力は100V(50/60Hz)。本体のコンセント口に、使用したい家電の電源プラグを挿し込んで使用する。消費電力40Wの扇風機を約19時間、100Wの液晶テレビは約8時間駆動できるという。

 安全対策としては、商用電源(電力会社から購入した電力)と同じ「純正弦波」による出力を実現しているため、家庭用の電化製品も安心して使えるとしている。そのほか、温度上昇を抑えたり、出力オーバー時に保護する安全機能も施されている。

 また、家庭用電源からの充電にも対応する。深夜電力を使用することで、昼間の電力供給量を圧迫せずに充電できるという。また、ソーラーパネルで充電しながら、給電することもできる。

 本体サイズは470×360×160mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約15kg。オプション品として、80Wと高出力の追加用ソーラーパネルマットも用意される。






(阿部 夏子)

2011年7月11日 12:46