家電エコポイント制度の購入期限が終了

 政府が2009年より実施していた家電エコポイント制度の購入期限が、3月31日で終了した。

 家電エコポイント制度は、エアコン、冷蔵庫、地デジ対応テレビの3ジャンルのうち、省エネ性能の高い製品を購入した際に、1ポイント=1円相当の「エコポイント」を付与する制度。付与されたエコポイントは、金券や商品などに交換することができる。

 同制度は2009年5月15日よりスタート。対象製品は、上記3ジャンルのうち、省エネ性能の高さを示す「統一省エネラベル」が4つ星、または5つ星の製品だった。当初は2010年度中に終わる予定だったが、最終的には2011年3月まで延長が決定。2010年12月からは、制度終了に向けたソフトランディング(徐々に終わらせること)として、ポイント付与額が半減された。また2011年1月からは、対象製品が統一省エネラベル5つ星のみに限られた。

 購入期限は3月一杯で終了したが、家電エコポイントの申請は5月31日まで、ポイントの交換は2012年3月31日まで受け付けている。

 2月時点での累計家電エコポイント発行数は約5千7百億ポイントで、このうち約97%が交換されたが、約3%に当たる約159億ポイントが未交換となっている。発行ポイントの内訳は、テレビが約81%、エアコンが約10%、冷蔵庫が約9%。

 なお家電エコポイントの交換対象としては、29日に東北地方太平洋沖地震の被災地支援寄附が新たに追加されている。





(正藤 慶一)

2011年4月1日 15:03