エコポイントの付与ポイントが12月1日から約半分に

~501L以上の大容量冷蔵庫は10,000点から5,000点に

 経済産業省は、現在施行中のエコポイント制度の付与ポイントを、12月1日以降購入分から現在の約半分程度にすることを発表した。

 エコポイント制度とは、エアコン/冷蔵庫/地上デジタル放送対応テレビという家電3ジャンルのうち、省エネ性能の高さを示す「統一省エネラベル」が5つ星または4つ星のものについて、購入者にポイントを付与する制度。ポイントは金券や電子マネーなどに交換できる。

 これまで501L以上の冷蔵庫の付与ポイントは10,000点だったが、12月1日以降は5,000点に変更されるなど、従来の半分程度となる。冷房能力3.6KW以上のエアコンの場合、従来の9,000点から5,000点となる。

【エアコン】

冷房能力新(2010年12月1日以降)
3.6KW以上5,000点9,000点
2.8KW/2.5KW4,000点7,000点
2.2KW以下3,000点6,000点

【冷蔵庫】

定格内容積
501L以上5,000点10,000点
401~500L5,000点9,000点
251~400L3,000点6,000点
250L以下2,000点3,000点

【テレビ】


サイズ
46型以上17,000点36,000点
42型、40型11,000点23,000点
37型8,000点17,000点
32型、26型6,000点12,000点
26型未満4,000点7,000点


 なお、2011年1月1日以降からは対象製品が厳格化され、統一省エネラベルが星5つの家電で、買い替え対象の場合のみポイントが付与されることになる。

 今回の決定は、エコポイント終了に向けてのソフトランディング(エコポイント制度終了による市場の反動などを抑えるために、制度を徐々に沈静化させること)を図るための措置として実施されるもの。来年度3月までに延期された制度の実施を円滑化させるための予算措置としての役割もある。申請の締め切りは2011年5月31日だが、「万が一ポイント発行原資が不足する可能性が出てきた場合には、申請順で処理する」としている。





(阿部 夏子)

2010年10月8日 17:10