東芝、ピコイオン搭載のタワー型扇風機とサーキュレーター

東芝「ピコタワー F-TN5X」

 東芝は、同社独自の“ピコイオン”発生ユニットを搭載したタワー型扇風機「ピコタワー F-TN5X」とサーキュレーター「ピコサーキュ F-CN3X」を4月1日に発売する。価格はいずれもオープンプライス、市場想定価格はそれぞれ15,000円前後、10,000円前後。

 ウイルス抑制、除菌、アレル物質の抑制効果などがある東芝独自のイオン「ピコイオン」を放出する扇風機とサーキュレーター。水を含んだピコイオン発生装置の放出ピンに高電圧を加えることで、ピコイオンが空気中に放出される。ピコイオンの生成には給水タンクの水を使用するため、室温などには左右されず、安定して放出できるという。

 ピコタワー F-TN5Xは、部屋の隅に置いて使えるスリムなタワー型扇風機。エアコンとの併用に便利な「切/入ツインタイマー」機能を搭載している。

 切/入ツインタイマーは、好みによって切タイマーと入タイマーそれぞれ単独または併用での設定が選択できる機能のこと。例えば、就寝中にエアコンのタイマー予約運転が停止する時間に「入タイマー」を設定すると、エアコン停止に合わせた扇風機の運転開始ができる。

 ほかに、風を上下にコントロールできる上下ルーバーを採用。使いやすさが向上したという。

 操作面では、タイマーの時間や運転状態を表示するLEDデジタル表示パネルを本体前面に搭載した。操作は本体上部の操作パネルを直接押すほか、付属のカード型リモコンで、首振り、風量の調節などを手元で行なえる。

 本体の高さは891mm、羽根径は90mm。重量は約5.8kg。消費電力は35W/37W(50Hz/60Hz)。最大風量は毎分5.5立方m。本体カラーはホワイト。

 「ピコサーキュ F-CN3X」は、首振り角度を上下6段階(最大90度)に調節できるうえ、羽根の手入れもできるサーキュレーター。エアコン冷暖房時に偏りやすい冷気や暖気を循環させて、冷暖房の効率を向上する。さらに、洗濯物の部屋干しの効率を高めたり、ルームエアコンのある部屋から隣室への送風も可能にするという。

 本体の風量切替は3段階。切タイマーは1/2/4時間から、入タイマーは2/4/6時間からそれぞれ設定できる。

 本体の高さは319mm、羽根径は180mm。重量は約3.3kg。消費電力は57W/53W(50Hz/60Hz)。最大風量は18立方m/分。本体カラーはホワイト、ブルーの2色。

「ピコサーキュ F-CN3X」 ホワイト「ピコサーキュ F-CN3X」 ブルー




(小林 樹)

2011年3月29日 16:53