シャープ、車載用など小型プラズマクラスター発生機をリニューアル
シャープは、プラズマクラスターイオン発生機の新製品として、車載タイプの「IG-CC15」と、ポータブルタイプの「IG-C20」を、それぞれ11月15日から発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はいずれも13,000円前後。すでに一部販売店では、11月11日から販売を開始しているという。
いずれも、1立方cm当たりのイオン濃度が25,000個の「高濃度プラズマクラスター 25000」を放出する機器。IG-CC15は車載タイプの「IG-BC15」、IG-C20はポータブルタイプの「IG-B20」からのマイナーチェンジ版で、基本機能は従来モデルと同じ。
車載タイプの「プラズマクラスターイオン発生機 IG-CC15」 | ポータブルタイプの「IG-C20」。鮮やかなカラーが増えた |
■車載タイプは滑り止めシートを追加。カラバリも女性向け
車載タイプの「プラズマクラスターイオン発生機 IG-CC15」 |
IG-CC15は、本体サイズが65×150mm(底面直径×高さ)と、コンパクトな車載タイプのプラズマクラスターイオン発生機。同社では自動車のカップホルダーに収まる350mLのペットボトルサイズとしている。
自動車の車内で使用することで、ウイルス抑制のほか、付着したニオイや浮遊カビ菌、ダニのふんや死がいなどの浮遊アレル物質を分解、除去する。また、車載用ということで、自動車車内の電子機器へのノイズ対策や、自動車特有の温度環境に適応した設計も行なわれている。
新製品では、新たに滑り止めシートを同梱し、底面に貼付することで走行中の振動を抑えるようにした。
カラーバリエーションも変更。従来モデルのホワイト系、ブラック系、レッド系の3色のラインナップから、ホワイト系、ブラック系のほか、新たにピンク系、ベージュ系の4色を用意。モバイルタイプの同イオン放出器「IG-CM1」と同じく、女性ユーザーを強く意識したカラバリとした。
同社では「従来製品では男性ユーザーが約8割を占めたが、プラズマクラスターイオン技術を使用することによる美肌効果が実証されたことから、女性ユーザーへの訴求を強化したい」としている。
電源はDC12Vのカーアダプター。なお従来モデルでは、同じ筐体を用い、ACアダプターを付属したポータブルタイプ「IG-BA15」を用意していたが、同モデルの後継機は発売されない。ただしIG-CC15では、オプション品として別売りのACアダプターが使用できる。同アダプターには、風向を変えるルーバーが同梱されている。
電源はDC12Vのカーアダプター | 底面に貼付する滑り止めシートを標準で付属。自動車のカップホルダーに置いた場合にも固定される |
専用のデスクトップルーバーを別売のACアダプターに付属。風向きを変えることができる | デスクトップルーバーを取り外したところ | カラーバリエーションはホワイト系、ブラック系、ピンク系、ベージュ系の4色 |
■ポータブルタイプは直接イオンが浴びられるルーバーを搭載
ポータブルタイプの「IG-C20」は、86×86×146mm(幅×奥行き×高さ)、重量約0.37kgというコンパクト設計で、ウォークインクローゼットやキッチンなどの小さなスペースにも設置を可能としているのが特徴。
適用畳数は、約1畳の空間での利用を想定。1日24時間365日の使用が可能なよう、低消費電力および静音設計としている。さらに、3mのロングACコードの採用により、コンセントが遠い場所にあっても利用しやすくしている。
デスクトップルーバーを新たに追加した | デスクトップルーバーの向きを変えると、前から自分の方向にだけ吹き出すようにできる |
また、新たにデスクトップ用のルーバーを付属。前方に吹き出しを集中し、自分に直接当てるなど、風向きを変えることができる。
カラーバリエーションは、従来の8色から、7色のカラーバリエーションに変更。レッド系をピンク系に統合している。カラーの種類はホワイト系、ブラック系、ブルー系、オレンジ系、イエロー系、グリーン系、ピンク系。前年のモデルに比べて、明るい色を採用しているのが特徴だ。シャープ 健康・環境システム事業本部プラズマクラスター機器事業部・鈴木隆事業部長は、「女性や若い人たちにもより購入してもらいやすいカラーバリエーションとした。また、ギフトとしても利用していただける」としている。
(大河原 克行)
2010年11月12日 14:44