東芝、3つのセンサーで節水と時短ができる縦型洗濯乾燥機

「AW-80VJ」ピュアホワイト

 東芝ホームアプライアンスは、3つのセンサーで最適な水量・運転時間を制御する縦型洗濯乾燥機「AW-80VJ/AW-70VJ」を7月10日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は洗濯容量8kg/乾燥容量4.5kgの「AW-80VJ」が14万円前後、洗濯容量7kg/乾燥容量4kgの「AW-70VJ」が13万円前後。

 同社の縦型洗濯乾燥機の中で最上位機種に当たる製品。新モデルでは、3つのセンサーで衣類の布質、布量、水温を検知して、最適な水量や運転時間を自動で制御する「エコモード」を搭載したのが最大の特徴。衣類の量に応じて、水量を無段階で自動調整するほか、水量に応じた洗剤量を9段階で設定するため、水や洗剤の無駄を少なくするという。また、布質や水温に応じて、洗濯時間を自動で制御するため、時間の短縮にもなるという。

 洗浄力の点では、洗剤が溶けた洗浄液を衣類の上からシャワー状にしてかける「循環メガシャワー」機能のほか、衣類を効率的にかくはんし、汚れを落とすために「かくはん水流」「入れ替え水流」「手もみ水流」の3つの水流を搭載する。また、洗濯槽の内側には、衣類を押し洗いするために全体的に凹凸を設けた。これらの機構により、少ない水でも効率的に洗濯ができるという。

3つの水流で衣類を効率的にかくはんし、汚れを落とすという。洗濯槽の内側には衣類を押し洗いする効果のある凹凸を設けた

 洗濯液には、抗菌・防臭効果のある銀イオンを溶かした「抗菌水」を使用。抗菌水で洗浄することで、雑菌の繁殖を抑え、汗のにおいや部屋干し時のニオイを抑えることが効果があるという。

銀イオンを溶かした抗菌水を洗濯に使用。汗のニオイや雑菌の繁殖を抑える

 運転コースでは、頑固な汚れがついた少量(約2kg)の衣類を約29分で仕上げる「快速パワーコース」、濃縮タイプの洗剤に対応し、初期設定をすすぎ1回に設定してある「メモリーコース」、洗濯する衣類に合わせて、洗い/すすぎ時の水流の強さを5段階に調節できる「水流パワーボタン」などを新たに搭載した。

 使い勝手の面では、洗濯槽のカビの繁殖を抑制する「カビプロテクト」機能を搭載する。これは、洗濯物を取り出して約30分後に、温風を約15分間吹き込んで低速回転することで、洗濯槽内のカビの発生を防ぎ、槽内を清潔に保つというもの。設定すると、毎運転後に自動的に作動するという。本体の運転音は洗い時26dB、脱水時37dBで、同社によると“業界No.1”の低騒音だとする。

洗濯終了後、温風を発生させて低速回転することで、槽内のカビの発生を抑えるカビプロテクト機能

 洗濯容量8kgのAW-80VJの本体サイズは600×605×1,010mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は46kg。消費電力量は洗濯時で69Wh、洗濯乾燥時で2,250Wh。8kg洗濯時の標準使用水量は95L、4.5kg洗濯乾燥時は89L。本体カラーはピュアホワイトとナイトブルー。

 乾燥機能を省略した全自動洗濯機「AW-80DJ/70DJ」も8月10日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は容量8kgの「AW-80DJ」が10万円前後、容量7kgの「AW-70DJ」が9万円前後。本体カラーはシャイニーブルーとシャイニーピンク。

「AW-70VJ」ナイトブルー「AW-80DJ」シャイニーブルー「AW-70DJ」シャイニーピンク



(阿部 夏子)

2010年6月9日 16:52