タイガー、土鍋コーティングでふっくらと炊きあげる炊飯器

 タイガー魔法瓶は、内釜に土鍋コーティングを採用した「IH炊飯ジャー<炊きたて>」シリーズを発売した。製品の詳細は以下の表の通り。

左から「JKJ-S型」「JKJ-A型」「JKO-A」型


品名IH 炊飯ジャー<炊きたて>IH 炊飯ジャー<炊きたて®ミニ>
品番JKJ-S100JKJ-S180JKJ-A100JKJ-A180JKO-A550
希望小売価格52,500円55,650円44,100円47,250円44,100円
最大炊飯容量(L)1L(5合)1.8L(1升)1L(5合)1.8L(1升)0.54L(3合)
最大消費電力1,210W1,400W1,210W1,400W705W
サイズ(幅×奥行き×高さ)250×355×203mm287×383×239mm260×355×203mm287×383×239mm232×322×181mm
重量4.2kg5.3kg4.1kg5.1kg3kg
土鍋コーティング内なべ・内ぶた内なべのみ
ふた丸洗い×
パン発酵・パン調理×


 同社の炊飯器のラインナップでは最上位機種「土鍋釜」シリーズに次ぐ高級機種となる。今回のリニューアルでは、お米をよりふっくらと炊きあげるために、内釜に土鍋コーティングを採用したのが最大の特徴。

 土鍋コーティングは、同社の「土鍋釜」シリーズに採用されている土鍋釜のノウハウを活かしたもので、コーティングの一部に土鍋の素材を使用する。これにより内釜の蓄熱効果が向上し、熱を均一に米に伝えることができるという。更に遠赤外線効果を高めるため「JKJ-S」シリーズでは土鍋コーティングを内ふたにも採用する。

内釜の構造

 加熱方式はIH式を採用。約130℃の高温加熱で米を一気に炊きあげることができるという。また、蒸らし工程では約115℃の高温で米を蒸らすことで米のアルファ化を促進し、甘みを引き出すという。

 また本体のふたには熱を逃さない「断熱ふた」を採用するほか、調圧孔は炊飯工程に応じて蒸気をコントロールする「かまど調圧」を搭載する。なお、フタは本体から取り外して水洗いできる。

 炊飯メニューでは、米の粘りや甘みを引き出す白米専用の「極(ごく)うまメニュー」を搭載するほか、炊き込みご飯や雑穀米にも対応する。そのほか、煮込み料理などができる「調理メニュー」や、パンの発酵、焼き上げができる「パン焼きメニュー」を備える。

本体のフタは熱を逃がさない調熱ふたを採用。調圧孔は炊飯工程に応じて蒸気の量を調節する「かまど調圧」を採用する。吸水・炊きあげ時は閉じ、炊きあげから蒸らし工程は調圧孔が上に上がり蒸気を逃がすフタは本体から取り外し丸洗いできる(JKO-A550は除く)白米専用の「極(ごく)うまメニュー」では通常の炊飯より米の甘みや粘りを引き出すという




(阿部 夏子)

2009年9月17日 17:49