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エコフロー、車中泊に適したポータブルエアコンと冷蔵庫
2025年4月24日 09:00
EcoFlowは、ポータブルエアコン「EcoFlow WAVE 3」と、ポータブル冷蔵庫「EcoFlow GLACIER Classic」を、5月8日から順次発売する。
ペットケア機能や除湿機能を新搭載したポータブルエアコン
ポータブルエアコンの「WAVE 3」は、従来機の「WAVE 2」より約20%冷却性能が向上し、最大1.8kWの冷房能力を実現。6畳以下の空間であれば、約15分で室温をおよそ8℃低下させられる(外気温25℃を想定)。また、最大2kWの暖房機能も搭載。同様の空間を約15分でおよそ9℃上昇させられる(外気温16℃を想定)。価格は149,930円。
冷暖房と送風モードのほか、新たに「ペットケア機能(自動冷房オン)」と「除湿機能」を備える。
「ペットケア機能(自動冷房オン)」は、あらかじめアプリで設定した温度(25℃~45℃)を上回った際に、自動で冷房がオンになる。大切なペットを暑さから守るためのサポート機能として、車内や室内など、目の届かない環境での使用が想定されている。
「除湿機能」は、蒸し暑さや梅雨時のジメジメした空気を和らげ、気温だけでなく湿度を下げる。
AC電源のほか、ソーラーパネルやシガーソケットからの充電に対応する。また、容量1,024Whの専用バッテリーを装着し、省エネモードで使用すれば、最長8時間の連続稼働が可能。リン酸鉄リチウムイオン電池が採用され、約10年の長寿命設計。
アプリと連携すると、バッテリー残量や電源使用状況などがリアルタイムで把握できるほか、電源のオン/オフやモード切り替えも可能。
本体サイズは519×336×297mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約15.6kg。最小動作音は44dB。IPX4の防水性を備える。
そのほか、車中泊に便利な「窓シート」や「専用バッグ」、「シャワーキット」、「キャリーベルト」なども別売で用意。特に窓シートは、マグネットで自動車の窓に取り付けて、給排気用のダクトパイプを繋げれば、エアコン効率を上げられる。
冷凍庫としても使えるポータブル冷蔵庫
ポータブル冷蔵庫「EcoFlow GLACIER Classic」は、冷蔵・冷凍機能を搭載。容量35/45/55Lの3サイズをラインナップする。発売時期と価格は未定。
業界標準のポータブル冷蔵庫と比べて、最大40%のコンパクト化を実現しているとする。いずれも2Lペットボトルを縦置きでき、330ml缶を35Lモデルは58本、45Lモデルは72本、55Lモデルは90本、それぞれ収納できる。
温度範囲は-20〜20℃。45Lと55Lモデルは、貯蔵スペースを2室に分けて、1室を冷凍庫として、もう一方を冷蔵庫として使うことができる。なお設定可能な2室の温度差は、22℃まで。
別売の専用バッテリーパック(298Wh)を装着すれば、35Lモデルの場合は最長43時間、45L/55Lモデルの場合は最長39時間のコードレス稼働が可能。電源が確保できない環境でも使用でき、アウトドアや車中泊シーンだけでなく、作業現場でも活躍する。
35Lモデルの本体サイズは、706×400×405mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは20.5kg。45Lモデルは706×400×480mm(同)で23.2kg。55Lモデルは706×466×480mm(同)で25.2kg。いずれもIPX4の防水性を備える。動作音は最大38.5dB。
他社製ポータブル電源にも対応する500W出力の走行充電器
自動車で生成された余剰電力を、最大500W出力でポータブル電源に供給する、走行充電器「EcoFlow 500W Alternator Charger」を、4月15日に発売した。価格は72,600円。
汎用性の高いXT60ケーブルを付属し、同社製以外のポータブル電源にも使用可能。約1,000Whのポータブル電源のフル充電に、シガーソケットでは10時間以上を要したのに対し、同品経由では2.1時間でフル充電できる。
走行充電機能に加え、ポータプル電源からメインバッテリーに500W出カで充電できる逆充電モードや、メインバッテリーを最適な充電レベルで維持しておくメンテナンスモードも搭載する。
本体サイズは242×194×35mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは1.6kg。