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四足歩行のロボット犬 ChatGPTで会話できる

四足歩行ロボット犬「Mini Pupper2(ミニぷぱ2)」

香港のMangDang Technologyは、生成AI「ChatGPT」を搭載した四足歩行ロボット犬「Mini Pupper2(ミニぷぱ2)」の予約販売を、2月3日にMakuake(マクアケ)で開始した。パーツから組み立てる「コンプリートキット」と「コンプリートキットPro版」、届いてすぐに遊べる「完成版」をラインナップ。価格は順に109,116円、157,612円、118,027円。Makuakeでの販売価格は68,500円、86,500円、68,500円。先行販売期間は3月28日まで。製品は6月末までに届けられる予定。

組み立てキットの「コンプリートキット」と「コンプリートキットPro版」は、必要な道具が全て同梱されている。溶接不要で、日本語マニュアルとレクチャー動画により、全く知識のない初心者でも1〜2時間で完成できるという。

いずれも内蔵プロセッサは「Raspberry Pi Pi4B or CM4」で、対応OSはUbuntu22.04。1,000mAhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、およそ1時間の充電で約30分稼働する。また240×320ピクセルの画面を備え、表情を変えたり情報を表示する。

「ジャンケン」「シャシン」「ダンス」の3つのプログラムが、プリセット。それぞれ「ジャンケン」と声を掛けると、同機が反応してジャンケンが楽しめ、「シャシン」と言うと搭載カメラで目の前を撮影し、「ダンス」と語りかけると踊り始める。

これら以外にも、ROS(Robot Operating System)を使えば、プログラミング言語「Python」や「C++」で、様々なアクションを自在にインプットできる。

「ジャンケン」と声を掛けると、同機が反応してジャンケンが楽しめる
「シャシン」と言うと搭載カメラで目の前を撮影する

またオプションで、小型LiDAR(ライダー)モジュール「LD06」や、後付けのカメラモジュールにも対応する。

ライダーを搭載すれば、ロボット掃除機のように、家の中を3Dスキャニングして部屋の間取りをマッピング可能。自動運転にも採用されているSLAM(スラム)技術により、自己位置を推定しながら環境地図を作成する。地図を作成したら、パソコンで指定した目的地を目指して動き出す。

カメラモジュールを搭載した場合は、周囲のモノを認識。例えばユーザーが指し示す指の方向に、「あっち向いてホイ」で負けた時のように、体を向けることができる。

本体サイズは209×109×145mm(幅×奥行き×高さ)。重さは465g。

オプションの小型LiDAR(ライダー)モジュールやカメラモジュールを搭載可能
ライダーを搭載すれば、ロボット掃除機のように、家の中を3Dスキャニングして部屋の間取りをマッピング可能