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テレビの音聞き取りやすいスピーカー 映画も大迫力で
2024年12月4日 12:05
ドウシシャは、テレビの音が聞き取りやすく、映画や音楽も楽しめる「GRAND・SPEAKER(グランスピーカー) GS-SP1」を、12月2日にGREEN FUNDINGで販売開始した。一般販売価格は39,600円のところ、GREEN FUNDINGでは40%オフの23,760円から購入可能(12月3日現在)。製品発送は3月中旬以降予定。
高齢者が聞き取りやすいテレビ専用スピーカーでありながら、若い人が使っても音楽番組や映画を迫力ある音質で楽しめることを目指したスピーカー。
音が進行方向に減衰せず遠くまで伝わる「ホーンスピーカー」と中低音域を再生する「ウーファースピーカー」のハイブリッド構造にすることで、テレビの音を遠くまで届けることを可能にした。同社42型テレビのスピーカーと比較して約3m離れた場所で約1.5~1.7倍音圧が高くなることがわかったとする。音量を上げないと聞き取りにくい高齢者も含め、誰でも聞きやすいスピーカーに仕上げている。
左右に150度開くウイングサテライトスピーカーを搭載。視聴している人にスピーカーを向けることで、真っ直ぐ音を届ける。映画や音楽を聴くときは、大きく広げることで、よりステレオ感やチャンネルセパレーションが明確になるとしている。このほか、本体を手動で上部に最大3度傾けられる。
搭載しているモードは次の5つ。
1.ノーマルモード :高齢者が比較的聞き取りやすい、人の声の周波数200Hzから600Hzの帯域をテレビと比較して強調再生する。聞こえ方は個人差があるため、ホーンスピーカーとウーファースピーカーに独立したデジタルアンプを搭載し、マニュアル操作で音質調整することで、その人にあった聞き取りやすい音質に変更も可能。
2.はっきりくっきりモード :ノーマルモードやニュースモードでは明瞭さが物足りない人向けのモード。高音域のみ大きくすることで、高齢者が聞き取りにくくなっている部分をより強調し、バランス良い音質で視聴できる設定。
3.ニュースモード :ニュースのアナウンサーの声やドラマのセリフなどが明瞭に聞き取りやすくなるモード。
4.音楽モード :音楽番組を臨場感と迫力あるサウンドで楽しめるモード。
5.映画モード :迫力のある低音域と直進性が高い高音域を大きくすることにより、部屋の壁の反射を利用した臨場感あふれる音質を再現するモード。
本体サイズは410×142.5×69mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約1.1kg。アンプ出力(THD10%)は、ホーンスピーカー5W+5W、ウーファースピーカー5W+5W、2デジタルアンプ総合20W。スピーカードライバーは、ホーン38mmフルレンジインピータンス4Ω、ウーファー 50mmフルレンジインピーダンス4Ω。