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レコルト、ごはんとおかずを同時に作れる炊飯器

クッキングライスクッカー「RCR-2」

ウィナーズは、キッチン家電ブランド「レコルト」から「クッキングライスクッカー RCR-2」を10月24日に発売する。価格は12,100円。記事後半では実際に試食した感想を紹介する。

ごはんとおかずが同時に調理できる炊飯器。洗ったお米を内釜に入れてセットし、その上に食材を入れた調理トレイをセットし調理すると、ごはんを炊く際に出る蒸気を利用して、おかずを同時に作ることができる。おかずとの同時調理では1.5合、ごはんのみの場合は3合まで炊飯可能。おかずは1~2人分作れる。

洗ったお米を内釜に、調理トレイに食材を入れる
内釜の上に、調理トレイをセット
炊飯器の中にセット
「START」ボタンを押して調理する

メニューは「白米」「ていねい炊き」「早炊き」「玄米」「おかゆ」「低温調理」「蒸す/煮る」の7種類を搭載。ごはんとおかずの同時調理ができる「白米」「ていねい炊き」「早炊き」モードのほか、「蒸す/煮る」モードでは、おかずとおかずの調理が可能。手間のかかる煮込み料理も手軽にできるとする。なお調理時間は「白米」モードで約35分。

7種類のメニューを搭載

また炊飯器の機能として定番となった「玄米」「おかゆ」「低温調理」モードも備える。さらに「ていねい炊き」モードでは、お米をしっかり浸水させるため、お弁当や冷凍ごはんにしても美味しいという。

内釜には白色のセラミックコーティングを施した。通常の炊飯釜は黒いイメージがあるが、同製品は炊飯だけでなくおかずも作れることから、料理の見栄えも意識してあえて白いコーティングにしたという。

内釜にはセラミックコーティングを施し、白色を採用した

本体サイズは約196×251×191mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約2.1kg。消費電力は300W。本体カラーはクリームホワイト、グレーの2色。セット内容は、内フタ、内釜、調理トレイ、計量カップ(約1合=約180ml)、しゃもじ、シリコンミトン1組(2個)、電源コード、専用レシピブック。

調理トレイ
左からシリコンミトン、しゃもじ、計量カップ。しゃもじは自立する
つまむのにちょうど良いサイズ感。シリコン素材のため汚れても洗える
調理トレイや内釜を触るときに使用する

31種類のレシピを収録。ごはん×おかずの組み合わせ変更もできる

'14年には、本体底面に水を入れて使用する「ヘルシーコトコト」を発売。湯煎による調理方法から進化し、新たに炊飯器から立ち上がる水蒸気を利用して、上で蒸し料理を作ることができるようになった。90~100℃前後の温度でしっかりと熱を加えて調理する。炊飯容量も、従来の2合から3合に増えた。

またお米ではなくても、内釜に水分があれば調理ができるため、スープや煮込みのおかずとの同時調理にも対応する。

'14年発売の「ヘルシーコトコト」
ごはんとおかずの調理でできる、ハヤシライス
おかずとおかずの調理でできる、かぼちゃ煮&ささみポン酢南蛮

付属のレシピブックにも収録されている、しょうがごはんとブリの梅照り煮を試食したところ、ごはんはしっかりと炊けており、オリーブオイルを入れているからかツヤッとしていて美味しかった。しょうがの香りも食欲をそそる。またブリの梅照り煮もふっくら仕上がり、味が染み染みでごはんが進んだ。ひっくり返す工程がない分、上の方は味が薄いのかと思っていたが、そんなことはなかった。

しょうがごはんとブリの梅照り煮
しょうがごはんとブリの梅照り煮のレシピ
実食

レシピブックには31種類のレシピを掲載。「白米」モードで作るレシピの場合は、ごはんとおかずの組み合わせを変えて作ることができ、食べ飽きずに何通りもの組み合わせで楽しむことができる。またレシピブックにない料理を作りたいときは、似ているレシピを探して、材料を変えて作ることも可能。

スープも作れる
サラダチキンやローストビーフなどの低温調理も可能
レシピの組み合わせを変えたり、レシピを参考にして載っていない料理を作ることもできる

内フタの中のパーツは、分解して洗浄が可能。手入れもしやすいとする。

内フタは簡単に外れる
中のパーツ
分解して洗える

少人数世帯だけでなく、時間差で食事を取る家庭のサブ機としてもおすすめ

商品本部 猿渡進悟さんは、今の流れとして、同じ家に住んでいても時間差でごはんを食べることが多くなってきていると感じるという。猿渡さん自身も、仕事が遅くなってしまい、家族が先にごはんを食べてしまっている時があるとのこと。

猿渡さんは「先に食べる家族がメインの料理で、後の人は残り物とはせず、一人分からでも丁寧な食事が取れるようなアイテムになれるのではないか」とコメント。また朝の忙しい時間に、朝ごはんとお弁当の両方を準備しなければならないときにも便利としている。

商品本部 猿渡進悟さん