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ベネリ、ミニベロe-bike「miniFold16シリーズ」がグッドデザイン賞を受賞

ベネリ「mini Fold16 DIRT」。カラーはデジタルカモフラージュ

イタリアの老舗オートバイメーカーのベネリは、人気のミニベロe-bike「miniFold16シリーズ」「2022年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞した。e-bikeではないが、昨年は新たな電動モビリティとしてEスクーター(第一種原動機付自転車電動スクーター)「GOCCIA(ゴッチア) GEV600」でも受賞している。

ヤマハが世界初の電動アシスト自転車を商品化したのが1993年。その後、2015年にはロードバイクタイプのe-bike「YPJ-R」が登場した。ベネリはe-bikeの普及促進に向けて、2017年に国内初のe-MTB「TAGETE27.5」(生産終了モデル)を発売。そして、次のステップとなるe-bikeの市場定着に向けて投入したモデルが今回の「2022年度グッドデザイン」賞を受賞した「miniFold16 シリーズ」だ。

このシリーズのコンセプトは「折りたたみ電動アシスト自転車のNEWスタンダード」で、そのために「日本の規制をクリア」「高いPortability性」という基本的要因を設定したという。毎年コンスタントに新モデルを投入しているが、以下が差別化として実現しているポイント。

1.トップチューブの中にバッテリーを収納、先端にヘッドランプを設置するというシンプルなデザイン
2.フロントにモーター、リアは人力という操安性の高い2WD仕様
3.斬新な縦折れ型3秒折りたたみと、キャスター移動のクイックトランスフォーメーション機構
4.普及版のpopularから高機能版のDIRT まで、全5モデルのバリエーション展開

「miniFold16シリーズ」はトップチューブにバッテリーが内蔵される
「miniFold16シリーズ」は折りたたみも簡単

これらの改良開発を進め、今日では毎日エレベーターを利用する人、週末にキャンプ等を楽しむ人など、多くのユーザーに愛用されているそうだ。

「2022年度グッドデザイン賞」の公式サイトでは、審査委員は以下のような評価をしている。

コンパクトで楽しい電動自転車。日々の生活や休日のサイクリングの幅が広がるだろう。数ある折り畳み式電動自転車でも、デザイン性と堅牢性をバランス良く両立させている点を高く評価したい。走行も安定しており、とくに女性にとっては安心感があるだろう。

「2022年度グッドデザイン賞」審査委員の評価

現在、ベネリでは「2022年度グッドデザイン賞」を受賞した「miniFold16シリーズ」5車種、「ZEROシリーズ」2車種、「miniLoopシリーズ」2車種を展開している。ミニベロe-bikeに興味があるならチェックしてほしい。