燃焼効率が半端ない、調理器にもなるコンパクトなロケットストーブ

ロケットストーブ「Bonflame CUBE」(別売の台座キットを装着)

キャンプブランド「High Camp Go!!」は、ガラス窓を搭載したBOX型ロケットストーブ「Bonflame CUBE(ボンフレイム キューブ)」の一般販売を開始した。価格は39,800円。

ロケットストーブ「Bonflame CUBE」の本体

ドラフト効果(煙突効果)を利用して、少量の燃料で強い火力を生み出すロケットストーブ。

使用時は、まず本体の燃焼室へ薪や木片を入れて着火する。そこで温められた空気が煙突へ向かい、外気との温度差によって浮力が高まり、強い上昇気流が生み出される。これがドラフト効果と呼ばれる。

温められた空気が煙突へ吸い込まれると同時に、冷たい空気が新たに燃焼室へ入ってくる。これにより、常に空気が送り込まれる状態になり、どんどん空気が送り込まれ、燃焼効率が高まるという。温度も上昇し、煙突からはゴーっと勢いよく炎が吹き出す。

薪や木片を本体上部から入れていく

ドラフト効果のイメージ図

煙突から勢いよく炎が吹き出す

さらに同機は、本体の天板に空いた八角形の穴に、丸い煙突を差し込む構造を採用。当然、本体と煙突に隙間ができるが、その隙間が吸気口となり、二次燃焼を促進する。

ドラフト効果を活用した同機は、高い燃焼効率を誇るとともに、燃焼ガスなども二次燃焼されるので、排気から煙やススがほとんどでない。焚き火特有の匂いや煙が苦手でも、火を囲んでキャンプを楽しめるという。

本体の天板に空いた八角形の穴に、丸い煙突を差し込む構造。隙間が吸気口となり、二次燃焼を促進する

煙突上部には、スキレットや鍋が置ける五徳を備え、調理器としても使える。なお煙突上部の耐荷重は約3kg。

別売の台座キット(価格は5,980円)を使えば、テーブルに熱が伝わりにくくなるという。

煙突上部には五徳を備えている

調理もできる

別売の台座セット

台座セットを本体に装着したところ

本体前面にはガラス窓が配置され、内部の炎を眺められる。また、本体とガラスパーツ(窓)の間に、外気を取り込む隙間を設けている。使用中は、この隙間に流れ込む空気が、エアーカーテンとして機能。炎とガラスの間に空気の層ができるため、ガラスが曇ったりガラスにススがつきづらいとする。

本体前面にはガラス窓が配置され、内部の炎を眺められる

本体とガラスパーツ(窓)の間に外気を取り込む隙間があり、その隙間に空気が流れてエアーカーテンとして機能。ガラスが曇ったりススがつきにくくする

分離組み立て式のため、使用後はボックス型の本体に、煙突を含めたすべてのパーツを収納でき、コンパクトに持ち運べる。なお、組み立てと分解に工具は不要。別売の専用ケース(価格は5,980円)を使えば、さらに持ち運びやすくなる。

使用後はボックス型の本体に、煙突を含めたすべてのパーツを収納できる

本体サイズは、組立時が約190×190×440mm(幅×奥行き×高さ)で、収納時が約190×190×200mm(同)。重さは約3.6kg。材質はステンレス鋼と耐熱ガラス。