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オタフク「お好み焼専用ハケ」開発。広島の熊野筆とコラボ

お好み焼専用刷毛 和

オタフクソースと晃祐堂は、「お好み焼専用刷毛 和」を共同開発し、発売した。価格は2,640円。晃祐堂の化粧筆工房とオンラインショップにて販売中。

広島県内の多くのお好み焼店では、お好み焼の仕上げにソースをぬる際に刷毛を使用するという。素早く、たくさんのお好み焼にソースを塗れて効率がいいうえ、とろみのあるソースをお好み焼全面に均一に塗ると、照りと輝きがよりいっそうおいしさを演出するとしている。

専用刷毛には毛先と毛元でやわらかさの異なる2層構造を採用。毛先はやわらかい毛でソースを塗りやすく、毛元は弾力のある毛でソースをすくいやすくした。柄には時が経つほど風合いがでる桜木を使用。凹みをつけたことで、ソースをのせやすく保ちやすいという。

調理道具として衛生面にこだわり、長期間の使用により「毛が折れて切れる、抜ける」ことを防ぐため、人工毛(100%)を使用。人工毛は乾燥も早く、菌の繁殖を抑えられるという。さらに柄と毛の結合部分は、毛束を埋め込んで表面をコーティングすることで菌が侵入しにくい設計とした。

衛生面や使いやすさにさまざまな工夫が施されている

晃祐堂は広島で化粧筆や熊野筆を製造販売する。熊野筆は広島県熊野町で生産される毛筆のことで、伝統的工芸品の指定を受けている。新開発の専用刷毛には熊野筆の技術と合わせ、柄には「宮島細工」の杓子の技術を採用する。

オタフクソースと晃祐堂が共同開発