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東芝、抗菌水で洗うタテ型洗濯乾燥機
2022年6月10日 13:05
東芝ライフスタイルは、抗菌水で洗うタテ型洗濯乾燥機「ZABOON(ザブーン)」の「AW-12VP2」と「AW-10VP2」を8月に発売する。洗濯容量は順に12kg、10kg。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は順に286,000円前後、264,000円前後。
AG+抗菌水ユニットを内蔵し、水道水に銀イオンが溶けた「Ag+抗菌水」で洗濯する洗濯機。衣類を抗菌し、部屋干し臭の原因となる雑菌の繁殖を抑える。新たに、液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能も備えた。
ナノサイズの泡であるウルトラファインバブルを発生させ、繊維の奥まで洗剤成分を運ぶ「ウルトラファインバブル洗浄W」で汚れを落とす。すすぎの工程ではウルトラファインバブルが洗剤成分を洗い流し、柔軟剤成分を繊維の奥まで浸透させる。
液体洗剤・柔軟剤の自動投入のタンク容量はそれぞれ約400ml、約500mlと、市販の詰め替え用製品1本分をまとめて入れることができる。フタはパッキンつきで、蒸発を防ぐ。
洗濯コースには、柔軟剤で衣類に香りづけする「香るおしゃれ着コース」も備えた。洗濯槽底部にあるパルセーターが衣類に当たらないようにする「おしゃれ着トレー」をセットすることで、やさしく洗う。また、ためすすぎ時に2回柔軟剤を投入することで、香りの成分を浸透させる。
乾燥は、除湿して乾燥する「水冷除湿方式」と、外気を取り込み温度上昇を抑える「外気仕上げ」の2つの方式を組み合わせた。高温の風を当て続けることで、衣類を傷めるのを防ぐ。
乾燥コースは、洗濯後に65℃以上の温風で乾かす「除菌洗乾/除菌乾燥コース」と、水を使わず温風で乾かす「除菌/消臭コース」の2種を搭載。「除菌/消臭コース」は水洗いできないスーツやぬいぐるみ、型崩れの気になる帽子などに使える。
また、洗濯後には自動で洗濯槽を乾燥する。フタを閉じた10分後に作動し、約45分間洗濯槽を乾燥させ、黒カビの発生を抑える。
本体サイズと重さはAW-12VP2が637×650×1,107mm(幅×奥行き×高さ)/約58kg、AW-10VP2が637×650×1,042mm(同)/約56kg。カラーはいずれもボルドーブラウンとグランホワイトの2色。
なお、乾燥機能を搭載しない「AW-12DP2」(洗濯容量12kg)と「AW-10DP2」(同10kg)も同じく8月に発売。オープンプライスで、店頭予想価格は順に231,000円前後、187,000円前後。抗菌ウルトラファインバブル洗浄Wや洗剤/柔軟剤の自動投入機能は搭載するが、衣類と洗剤液を温めて洗う温か抗菌ウルトラファインバブル洗浄Wや、自動槽乾燥に対応しない点などがAW-12VP2/10VP2と異なる。