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トヨタから住宅用の蓄電池。クルマからの給電に対応
2022年6月7日 12:45
トヨタ自動車は、住宅用蓄電池システム「おうち給電システム」の先行予約を、6月2日に開始。8月から、ハウスメーカーや総合施工会社を通じて、日本国内で販売する。
同システムは、蓄電池ユニットのほか、直流で電圧を変換する装置「DCDCコンバータ」、蓄電池と太陽光パネルの両方を動かす「ハイブリッドパワーコンディショナ」、「車両給電アダプタ」および「専用接続ケーブル」で構成される。
定格容量は8.7kWhで定格出力は5.5kW。平時だけでなく、災害などによる停電時にも家全体に電力を供給できるとする。
同社ならではの機能として、電動車(HEV・PHEV・BEV・FCEV)のAC100V出力からの給電に対応することを挙げている。これにより停電時には、家庭のバックアップ電源として、電動車に蓄えた電気が使える。
運転モードは、売電を優先させる「ノーマルモード」や電力自給率を優先させる「節エネモード」、深夜電力と太陽光発電で充電し、早朝と夜の発電量の少ない時間帯をカバーする「スマートモード」、電池は常に満充電状態で待機し、停電などに備える「蓄電モード」を備える。
また、ハイブリッドパワーコンディショナと接続した無線LANルーターを介して、スマートフォンやタブレット端末にダウンロードした専用アプリから、蓄電量の確認、運転モード設定などをリアルタイムで操作できる。
具体的には、太陽光パネルや蓄電池、クルマからの発電量や消費電力、電池残量まで、電気の流れを確認可能。また今日、今月、累計ごとの自給率や売電量、買電量を視覚的に確認したり、各種電力量の推移もグラフでチェックできるほか、運転モードの切り替え操作なども行なえるという。
蓄電池ユニットのサイズは341×1,142×432mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは142kg。防水防塵保護等級はIP67相当。
ハイブリッドパワーコンディショナのサイズは198×445×698mm(同)で、重さは33kg。防水防塵保護等級はIP55相当。
DCDCコンバータのサイズは92.4×337×429mm(同)で、重さは9kg。防水防塵保護等級はIP55相当。
車両給電アダプタのサイズは140×372×532mm(同)で、重さは9kg。防水防塵保護等級はIP55相当。
