ニュース
アクア、水道水からオゾン水を作るスプレー。旧三洋の技術応用、家庭用も予定
2021年5月28日 12:40
アクアは、店舗や病院向けに、テーブルなどを除菌する「オゾン水スプレー COS-21A」と空気中の除菌をする「オゾンガス発生器 COG-AS1」を7月に発売する。価格はオープンプライス。
除菌消臭効果のあるオゾンを活用した製品。オゾン水スプレーはテーブルを拭く際など設備・機器に、オゾンガス発生器は空間に使用できる。オゾン水を使った洗濯機を開発してきた旧三洋電機の技術を応用。「マイクロオゾンシリーズ」として製品展開を予定しており、家庭向け製品も販売するという。
水道水からオゾン水を作る「オゾン水スプレー」
オゾン水スプレーは水道水からオゾン水を生成できるスプレー。同社の特許技術「マルチレイヤーセル」で水中のミネラル分が生成ユニットに付着するのを防止。オゾン水生成用の専用水がいらず、水道水でも濃度が安定したオゾン水を作れるようにした。また、生成したオゾン水の濃度の低下を防ぎ、高濃度のまま噴霧できるという。
オゾン水の濃度は平均5mg/Lで、適正使用水温は5~25℃。充電式で、充電時間は約5時間。タンク容量は200ml。
スマートフォンなどとBluetoothで接続でき、オゾン水スプレーの使用履歴の管理アプリ「micro ozone Manager」を使用できる。複数店舗で使用する場合に、使用状況を一元管理できる。
本体サイズは110×124.5×267mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは630g。
空気中の除菌、脱臭を行なう「オゾンガス発生器」
オゾンガス発生器では、低濃度のオゾンガスを発生させて、空気中の除菌や消臭をする。スタンドで立たせて、もしくは壁に掛けて使う。オゾンを生成するオゾナイザの金属電極をガラスで覆ったことで、空気中の湿度の影響を受けにくくなり、安定的に低濃度オゾンを生み出すという。除菌や悪臭分解した後のオゾンは酸素に戻る。
推奨適用畳数は12~60畳。オゾン発生レベルは部屋の広さに合わせて1時間あたり10/20/30/40/50mgの5段階で切り替えられる。人体を検知するモーションセンサーを搭載し、オゾン濃度を自動で半分に下げる「安心モード」も利用できる。
本体サイズは236×73.5×202mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは1.3kg。コード長は3m。吹き出し口の濃度は1.85ppm。