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家電の国際イベント「IFA 2021」開催中止。来年フル開催へ

IFAのサイト。来年のIFA 2022での開催に向けて準備を進めるという

メッセ・ベルリンは20日、最新家電やIT機器などを毎年展示している国際コンシューマ・エレクトロニクス展「IFA 2021」の開催中止を発表した。当初は9月にベルリンでリアルでのフル開催を予告していたが、次回IFA 2022でのフル開催に向けて持ち越しとなる。

昨年の2020年はオンラインとオフラインを組み合わせる形で開催したが、2021年は開催中止の形となる。

IFAを運営するメッセ・ベルリンによれば、当初はリアル開催への要望と出展申込を多く受けて9月初めのベルリンでのフル開催に向けて準備を進めてきたが、世界的な新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて、開催中止を決定したという。「不確実性が多く、今年の9月にパンデミックが世界にどのように影響するかを予測することは不可能。ワクチン接種のスピードや、変異型ウイルスなどにより、確実かつ安全に計画を立てることは困難」と判断した。

次にドイツ・ベルリンでフル開催を予定している「IFA 2022」の日程は現地時間の2022年9月2日~6日。

なお、2021年に予定している他のイベント「Berlin Photo Week」と「SHIFT Mobility」は、予定通り開催するとしている。