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エアコンの修理が集中する前の5~6月に冷房の試運転を。ダイキンが呼びかけ

7月はエアコン修理の問い合わせが集中

ダイキン工業は、エアコンを本格的に使い始める前の5~6月前半にエアコン試運転を促す「スイッチオン! キャンペーン」を実施している。修理の問い合わせや買い替えの集中する7月を避けてエアコンの不具合を早期に発見できるよう、試運転の方法を紹介する。

ダイキンのエアコン「うるさらX」

まずは、運転モードを「冷房」にし、温度を最低温度(16~18℃)に設定して10分間運転する。このとき、電源プラグがコンセントに差し込まれているか、またリモコンの電池が切れていないか確認する。

運転中は、冷風がきちんと出ているか、異常を示すランプが点灯していないかチェックする。その後、さらに30分程度運転し、室内機から水漏れがないか、また、異臭や異音がしないか確かめる。

エアコン試運転の手順

2020~2021年は在宅勤務の増加でエアコン使用時間が長くなっていることから、ホコリなどで例年以上にエアコンが汚れている可能性がある。試運転で冷風が出ない場合や嫌なニオイがした場合はエアフィルターや熱交換器の状態をチェックするよう勧めている。

エアフィルターを手入れするときは、除菌効果のある中性洗剤で水洗いする。家庭で掃除すると故障や怪我の危険がある熱交換器は、プロに掃除を依頼するのがおすすめという。

エアフィルターは除菌効果のある中性洗剤で水洗い
熱交換器の掃除はプロに依頼

エアコン試運転をしたことがある人は約4割。ダイキン調査

ダイキン工業の調査では、夏の冷房使用前にエアコンの試運転をしたことがある人は39.5%だった。そのうち31.3%が2020年の夏前に試運転をしたと回答した。

試運転をしたことがない人に理由を聞いたところ、「必要がないと思うから」が32.5%と最も多く、「やり方がわからないから」が続いた。

調査は3月26日~3月29日、全国の20~60代の男女でエアコンを所持している人を対象にインターネットで行なわれた。有効回答数は600サンプル。

エアコン試運転をしたことがあると答えたのは約4割
エアコン試運転をしたことがない理由