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パナソニック、気象情報と連動運転するエネファーム。本州寒冷地向け

寒冷地向けエネファーム

パナソニックは、気象データをもとに発電モードを切り替えて停電に備える寒冷地向け家庭用燃料電池「エネファーム」を10月1日にLPG事業者などを通じて発売する。

本州寒冷地向けの戸建用エネファームで、LPガス用。設置環境温度は-15~40℃で、設置可能な標高を従来の700mから800mに引き上げた。4月発売のエネファームがベースモデルで、セルラー方式のLPWA(Low Power Wide Area)通信機能を標準搭載する。ウェザーニューズの気象情報を取得し、連動して運転する。

「停電リスク予測API」受信時には、自動で発電モードを切り替えて停電に備える。停電発生時に最大8日間発電を継続し、ハイブリッド蓄電システムと連携して、リビングやキッチンなどあらかじめ指定した場所へ電力供給する。

また、LPWA通信機能による遠隔監視も可能。営業拠点から離れた豪雪地帯に設置したエネファームの状態を遠隔から保守点検できる。

本体サイズと重さは、燃料電池ユニットが400×350×1,650mm(幅×奥行き×高さ)で59kg、貯湯ユニットが560×400×1,650mm(同)で48kg、バックアップ熱源機が480×250×750mm(同)で38kg。発電出力は300~700W。発電効率はLHV39.0%/HHV35.9%、熱回収効率はLHV61.0%/HHV56.2%、総合効率はLHV100.0%。HHV92.1%。停電時発電出力が最大500W。LPWA通信によるネットワークサービスは初期設定開始後10年間利用できる。