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小さくても深剃り、5,980円の「ブラウン ミニ」。密着する2枚刃
2021年1月25日 17:15
P&Gジャパンは、ブラウンのシェーバー新製品として、150gで持ち運びやすい「BRAUN mini(ブラウン ミニ) M-1000/M-1001」を1月29日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5,980円(税別)。
2台目使用を想定した小型のシェーバー。本体サイズは約60×27×110mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約150gで、バッグに入れて持ち運びやすく、丸ごと水洗いも可能。オンライン会議前などの隙間時間にも使いやすいという。マックスブラウン時代の最初のオリジナルモデル「Sixtant」(1962年)を踏襲したデザインも特徴。
2021年はブラウンにとって、創業100年を迎える年となる。BRAUN miniは、これまでの同社技術やデザイン哲学を凝縮した「全く新しいモバイルシェーバー」と位置付けている。
モバイル向けながら、ブラウン最高峰モデル「シリーズ9」にも搭載されているディープキャッチ網刃を装備。様々な向きに生えるヒゲをヘッド全体で根元からとらえる。さらに、長いヒゲをカットするトリマー刃と合わせた「2連密着ブレード」構成。2枚の刃が肌の凹凸に独立して追従し、密着する。
ブラウンの高い技術を投入したモーターとの組み合わせで、従来のモバイルシェーバー「BRAUN M-90」に比べて2倍のカットパワーを実現したという。
ニッケル水素電池を内蔵。連続使用時間は約40分。付属のACアダプター経由で充電し、充電時間は約1時間。約5分の充電で1回のシェービングができる急速充電にも対応する。対応する電圧はAC100-240V。網刃保護キャップと電源コードが付属する。
モバイルシェーバー市場を50億円に拡大へ
電動シェーバー市場全体は、コロナ禍でのインバウンド需要の鈍化や外出の減少などもあり、前年比84%に減少。その中で、同社製品としては前年比100%を維持。2020年8月に発売した中価格帯のモデル「新密着シリーズ」は、月間シェア1位を初めて獲得した。
ビジネスマンをターゲットとした調査によると、男性の54%が、朝に剃っても夕方にはヒゲが伸びてきた経験があるという。また、外出先でヒゲを剃りたいと思った経験を3人に1人が持っているとの結果も出た。一方で「外出先でカミソリ負けにより血が出た」といった失敗談も、寄せられていた。
モバイルシェーバーの市場は現在17億円とされており、シェーバー全体の2%。他社製品では乾電池式/1枚刃が多い中で、2枚刃のBRAUN miniにより、50億円まで成長させることを目指す。
なお、充電にUSBではなくACアダプターを使用する点については、同社でもUSBを検討していたものの「完全防水で、お風呂での使用を想定したことから見送った。今後、新製品を続々と出していくときに、フィードバックを活かしたい」とコメントしている。また、ブラック以外のカラーバリエーション追加についても、前向きな見方を示している。