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ネット環境がなくてもスマートホーム化できる、LTE対応のコンセント差込型IoTルーター

コネクトハブ セルラーモデル

ソフトバンク子会社のエンコアードジャパンは、インターネット環境がなくてもさまざまなIoT機器連携が可能となるコンセント差込型LTE通信対応IoTルーター「コネクトハブ セルラーモデル」を11月に発売した。

ソフトバンクや他の通信事業者が提供するLTE通信網を介して、IoT機器を連携する「コネクト」サービスに接続するIoTルーター。インターネット環境がなくてもコンセントに差し込むだけで使用できる。使用開始時の設定なども不要。

「コネクト」サービスは、さまざまなIoT機器を連携し、ひとつのアプリに統合するオールインワンサービス。連携したIoT機器の情報は、クラウドを介してアプリに通知する。同サービスを利用すると、IoT対応給湯器の湯はりやスマートロックの開閉などの遠隔操作を同一アプリ上で行なえる。

「コネクト」サービスのイメージ

「コネクトハブ セルラーモデル」は本体内に組み込まれた高性能CPUによるエッジコンピューティング技術により、IoT機器から得たデータを分析し、サービス向けに加工したデータとしてクラウドにアップロードする。これにより、IoT機器のデータをそのままクラウドや本体外と通信する必要がなく、不要なデータ送信を行わない最適化処理を行なうため、情報セキュリティの強化とともに、クラウドへの通信量が最小化されることで低廉なサービス料金での提供が可能とする。

本体1台で複数台のIoT機器に接続できるため、それぞれ単体でクラウドへアクセスする必要があったIoT機器の情報を1台に集約してデータを送信する。BluetoothとWi-Fiのどちらにも対応しており、さまざまなIoT機器との連携が可能。

このほか、LTE通信によるソフトウェアアップデート機能に対応。導入・設置後であっても、新たな機器との連携によるサービスの追加や変更を遠隔操作で実現するという。

本体サイズは41×23×72mm(幅×奥行き×高さ)。電源はAC100V。消費電流は最大0.2A。外部通信はLTE Cat.M1。内部通信はWi-Fi 2.4GHz(IEEE 802.11b/g/n)/Bluetooth Ver.4.2に対応。主な外形素材は難燃性ABS。

コネクトハブとコネクトサービスの接続イメージ