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ダイソン最軽量1.5kg、トリガーではなくボタン操作の「Dyson Micro 1.5kg」

Dyson Micro 1.5kg

ダイソンは、スティック掃除機の新モデル「Dyson Micro 1.5kg」を10月8日より順次発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は付属ツール6個の「SV21 FF」が64,900円(税込)。直販限定モデルで付属ツール8個の「SV21 FF PRO」が80,300円(税込)。

日本の住環境向けに研究開発され、「微細なホコリを99.99%閉じ込め、吸引力が変わらない唯一の1.5kgコードレスクリーナー」というモデル。操作はトリガーではなくボタンON/OFFで行なうのも特徴。

トリガーではなくボタンで操作

クリーナーヘッド、サイクロン、バッテリーなどのテクノロジーを犠牲にせず、1.5kgのダイソン最軽量コードレスを実現するため、高い密閉性と5段階の捕集設計を採用。0.3μmの微細なホコリも99.99%閉じ込めるという。稼働時間は最長20分間。

スティック型のほか、ツールを取り換えて布団クリーナーやハンディクリーナーとしても使用可能。ナイロンブラシが、ベッド、布団、ソファなどに入り込んだゴミや髪の毛を取り除くミニ モーターヘッド、2種類のツールが一体となったコンビネーション隙間ノズル、テーブルなどの表面を簡単に掃除できる卓上ツールを同梱する。ハンディークリーナーとして使用する場合は、付属ツールを合わせても重量が1kg以下になる。

新ヘッドと再設計モーターで、小型でも吸引力を維持

従来のFluffyクリーナーヘッドを45%小型化した、新Micro Fluffyクリーナーヘッドを採用。ダイレクトドライブモーター、ソフトなナイロンフェルトブラシや静電気の発生を抑えるカーボンファイバーブラシにより、髪の毛が絡みにくくフローリングや床の溝から、大きなゴミから小さなホコリまで同時に吸い取る。

Dyson Micro 1.5kg(SV21 FF)
Dyson Micro 1.5kg PRO(SV21 FF PRO)

また、パワフルな吸引力を実現する小型のDyson Hyperdymiumモーターを搭載。軽量化されたバッテリーが最適に動作するように、同社エンジニアがモーターの回路基板設計を徹底的に見直し、巻き数を軽減するために、より太い直径の銅巻線を採用した。毎分10.5万回回転する。

軽量化しても高い捕集性能を実現するために、フィルターのフレームを最小限に削り、122回折り畳まれた1.6mのPTFEメンブレン(フィルター材)を収納するスペースを確保。従来の同社コードレスクリーナーと同等の高い捕集性能を持ち、5段階の捕集設計で微細なホコリを99.99%閉じ込め、部屋の空気よりきれいな空気を排出するという。

サイクロン機構は、ダイソン史上最小となる、8個のルートサイクロンで構成。緻密に調整され配列されたサイクロンが96,000Gの遠心力を生み出し、微細なホコリを空気から分離してクリアビンの中に捕らえ、変わらない吸引力を実現するとしている。

内部イメージ

トリガーではなくボタン操作採用は「快適性の追求」

人間工学に基づき、手元がより軽く感じられるように重量バランスを再設計。他社にも軽量なモデルは多く存在するが、手に持った時に重く感じないように、重心がハンドルに近いデザインとなっている。

実際に持ってみるとバランスの良さから、数字以上の軽快さを感じる

また、従来の象徴的なトリガー式ではなく、ボタン式を採用。電源ボタンを押すと、吸引を続ける。初期ではエコモードで動作し、強モードに切り替わるMAXボタンも備える。

同社は、ボタンを採用した理由や他モデルへの展開について「日本の掃除習慣を研究する中で、シンプルに使いやすいものが求められていることが分かった。快適性を追求した結果。今後の他モデルへの展開は未定」と説明している。

ゴミ捨てはワンタッチで、ゴミに触れることなく行なえる。レバーを下方向に押すと、ゴム製のスクレイパーがシュラウドについたゴミをこそぎ落とし、クリアビンを衛生的に保つ。

稼働時間は、エコモードが約18分/約20分(クリーナーヘッド/非モーター稼働ツール)、強モードは約5分。充電時間は約3.5時間。なお、バッテリの着脱交換はできない。

付属品は、通常モデルDyson Micro 1.5kgが、ミニモーターヘッド、卓上ツール、コンビネーション隙間ノズル、ツールクリップ、収納用ブラケット。直販限定のDyson Micro 1.5kg Proには、これらに加えて専用充電ドック、LED隙間ノズルも付属する。

付属ツール
既存モデルと比較。左からDyson V11、Dyson Digital Slim、Dyson Micro 1.5kg