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電線増設の工事不要、家の照明をスマホで操作できるパナソニック配線器具
2020年9月15日 15:30
パナソニック ライフソリューションズ社は、電線の増設工事不要で照明をIoTできる配線器具「アドバンスシリーズ リンクプラス」と、直線を基調とし部屋に溶け込むデザインの配線器具「SO-STYLE(ソー・スタイル)」のラインナップを拡大。リンクプラスは12月21日に27品番、SO-STYLEは10月21日に144品番を追加して販売する。価格は順に、8,100~32,500円、390円~15,900円。
照明スイッチをスマホで操作可能にする「アドバンスシリーズ リンクプラス」
アドバンスシリーズ リンクプラスは、既存の照明スイッチから取り換えると、スマートフォンで照明のオン/オフ、調光の操作ができるようになる配線器具。従来品では、家庭用照明機器の2線式配線に加えて、配線器具本体用の電線が必要な3線式配線だったが、新製品では微弱な電流で本体の電源を確保できるようになり2線式配線で接続可能になった。そのため、電線の増設工事も不要。電気用品安全法に適合した壁埋込用スイッチで、片切スイッチの取替え時に電線の増設を伴わないのは国内において業界初としている。
家の中で操作する場合はBluetoothでスマートフォンと接続するため、Wi-Fi環境がなくても家庭の照明をIoT化できる。宅外操作やスマートスピーカーを用いた操作の場合はWi-Fi接続を用いて操作する。
また、設定作業にスマートフォンアプリを導入し、作業時間を削減したという。配線器具とスマートフォンを1台ずつBluetoothで接続することで登録でき、1台あたりの登録時間は約30秒という。同社の試算では、無線アダプタ1台と20回路を登録した場合で、現行品の登録時間の3分の1以下にあたる約20分で作業が完了したという。