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在宅時間でも足裏から鍛える「もてケアFoot」。効果的な使い方とは?

もてケアFootの使用方法などをライブ配信で紹介

マクセルは、9月10日に発売した脚用の充電式EMS運動器「もてケアFoot MXES-FR230LBK」の効果的な使い方などを紹介するオンライン体験会を、報道関係者向けに開催。スポーツジムのインストラクターを招いて、脚用EMSならではの特徴などを実演した。参加した筆者も自宅で試した印象をレポートする。

「もてケアFoot」は、低周波の電気刺激を与え、筋肉を収縮させることで鍛えるEMS運動器で、「足裏/ふくらはぎ/ふともも/おしり/脚全体」のトレーニングに対応する。充電式のコードレスタイプで、場所を選ばずに使える。

もてケアFoot MXES-FR230LBK

シート状の本体に、足の裏やふとももなど、トレーニングしたい部位をのせて使用。筋肉を効果的に鍛える「トレーニングモード」、じんわりとした心地よい刺激の「リラックスモード」、たたき感を伝える「足うらリラックスモード」、もみ感を伝える「ふくらはぎリラックスモード」をリモコンで切り替えて利用できる。

足裏だけでなく様々な部位に使える

足裏のトレーニングがなぜ重要?

今回開催された体験会のテーマは「足裏からの筋力UP、もも裏トレーニングからの姿勢改善」。健康運動指導士・健康経営エキスパートアドバイザーとして活動し、ティップネスやゴールドジム、東急スポーツオアシスなどのインストラクターを務めている田中咲百合(たなかさゆり)さんがゲストで登場。実演しながら、足裏トレーニングの重要性や、おすすめの使い方を説明した。

田中咲百合(たなかさゆり)さん。野菜ソムリエプロなどの資格も持つ

在宅時間の増加で運動不足を感じている人も多い中、田中さんは「足裏のトレーニングは、体の底辺を支えるのに必要」と話し、片足で立ってみた時に、足の小指の方に重心が偏ったりしてしまう人は、筋肉が弱っている可能性があるとのこと。脚用EMSは、歩くときに必要な筋肉の部位に働きかけるという。

もてケアFootの強度レベルは15段階で調節可能。筋肉は脂肪に比べて水分量が多い(よく通電する)ことから、筋肉の多い人は強度が低い状態でも、刺激が強く感じられるという。そのため、刺激が少ないと感じた人は強度を上げるなど、自分に合ったレベルで使用すると良いそうだ。

前述したとおり、足裏だけでなくふくらはぎやふとももにも使えるのが特徴だが、田中さんによれば、ふとももの裏に対応するEMSは少ないという。

ふとももの裏の筋肉は「体を立たせるために重要」とのこと。立った時に前傾になって腰が痛くなるのを防ぐために、ももの裏側の筋肉が役割を果たし、正しい姿勢を作るために必要だという。

そのほか、膝の曲げ伸ばしをして「ポキポキ音が鳴る人」にも田中さんは注意を促す。原因の一つとして、ふとももの後ろ側の筋肉が弱く、前側とのバランスが悪いため関節がずれて膝が痛くなることがあるためだという。膝の軟骨には神経が無いため「痛くなってからでは遅い」としている。

ももの下にもてケアFootを敷いてONにすると、「右だけ刺激を強く感じる人もいるかもしれませんが、それは体の歪みだったりします。(もてケアFootは)左右で同じ量の電気刺激がくるので、左右差のバランスも整えてくれるのがいいところ」と教えてくれた。

鍛えるだけでなく「癒す」効果も。いつ使うのが効果的?

使用時は、ストッキングや靴下を挟むと刺激を受けなくなるため、素肌に触れる形で使うのが基本。金属のアクセサリーなどを着けないようにするほか、スマートウォッチや活動量計なども外して使うよう案内している。

また、田中さんは「乾燥肌になっていない状態の方が良く、保湿した上で使う」ことを勧めている。

ふとももの場合はショートパンツなどを着用

一日のうち、どんな時間帯に使うのが効果的なのかを田中さんに尋ねたところ、「筋肉を刺激したうえで一日を始めると良いです。朝のお風呂上りの後などに使えば、良い姿勢で一日をスタートできるのではと思います」と答えてくれた。

自宅時間が増え、外が暑い日はジョギングなどの運動もおっくうになっている筆者も、自宅で体験してみた。スイッチONにした直後はあえて弱くしているためか、刺激をあまり感じなかったが、10秒ほどで足裏からふくらはぎにかけてビビビという刺激が伝わる。痛いという感じは全くなく、足の肉を細かくブルブル震わされるような感覚。

自宅で初めて体験

強度を上げていくと、ビビビから刺激がさらに大きくなり、ビクッビクッという感じで筋肉が大きく動く。「トレーニングモード」では、刺激がくる周期はずっと一定ではなく、途中でリズムがかわるため、しばらく使い続けても飽きが来ない。モードを変えると、「たたき」や「もみ」にも近いような刺激があって気持ちいい。

モードの切り替えは、リモコンでMというボタン。足裏にじわっとした刺激がくる「リラックス」と、比較的大きめなビクビクとした動きの「足裏リラックス」、ふくらはぎにアプローチする「ふくらはぎリラックス」の各モードへ順に変わる。なお、各モードの動作時間は約10分で自動停止する。

各モードの詳細
充電はコントローラー部を外して、USB経由で行なう

田中さんによると、ふくらはぎは、夜寝る前などに使うのもおすすめとのこと。筋肉の疲労が緩解されて、良い眠りにもつながるという。「寝る前のストレッチ」代わりに使うのも良いと教えてくれた。

EMSというと「刺激」のイメージを持つ人も多いと思うが、じんわりした「リラックス」モードだと、鍛えているという意識ではなく、マッサージにも近い使い心地だと思える。寝る前の読書などをしながらでも、気軽に使えて、飽きずに続けやすそうだ。

壁に寄りかかるなど、楽な姿勢で使うのもおすすめとのこと