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パナソニックが「出前プロジェクト」にe-bikeを無償レンタル。FC淡路島の選手がデリバリー

パナソニックのe-bike「XM1」「XM2」に乗るFC淡路島の選手たち

パナソニック サイクルテックは、兵庫県洲本市内で飲食店の料理を配達する「出前プロジェクト」(主催:FC淡路島、洲本飲食組合)に、5月から6月末まで同社のe-bike「XM1」「XM2」の合計10台を無償でレンタルしている。本プロジェクトは、新型コロナウイルスの影響で、売り上げが低迷する飲食店を支援することが目的だという。

パナソニックは「XM1」「XM2」を無償でレンタルする。写真は「XM1」

「出前プロジェクト」は、淡路島でJリーグ入りの目標を掲げる、兵庫県社会人2部リーグのサッカーチーム「FC淡路島」が、地域貢献を目指して洲本飲食組合と一緒に5月より開始したサービス。新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続く中、FC淡路島の27名の選手が、飲食店の弁当やビザなどをe-bikeで洲本市内の各家庭に配達している。

「XM1」と「XM2」でデリバリーするFC淡路島の選手たち
「出前プロジェクト」のチラシ表面(※洲本市公式サイトより)
「出前プロジェクト」のチラシ裏面(※洲本市公式サイトより)

本来は、淡路島観光協会と五色ふるさと振興公社にe-bike「XM1」と「XM2」を観光用にレンタル導入の話が進んでいたそうだ。しかし、新型コロナウイルスの影響によって、洲本飲食組合がデリバリーサービスを始めたいという要望があり、パナソニック サイクルテックが無償でレンタルすることを提案したという。

FC淡路島の選手たちがデリバリーに使用する「XM1」と「XM2」は、以前にもレビュー記事で取り上げたが、ハードテイルタイプのe-MTB。FC淡路島の興津選手は、「選手なので、普段、電動アシスト機能を搭載した自転車を使う機会は少ないですが、走りやすく、何よりもカッコいいので何度も走りたくなります」と語っている。また、FC淡路島の赤堀配達支援代表は、「今回、人生で初めて電動アシスト自転車に乗りましたが、走るのが非常に楽しい上に、坂道でも問題なく走行できるので1回使ったらもう手放せません。この度は貸して頂きまして本当にありがとうございました」とコメントを寄せている。

また、淡路島観光協会(洲本市)とウェルネスパーク五色では、7月1日から12月末日まで「XM1」と「XM2」のレンタルサービスを開始する予定。レンタル料金は4時間まで2,000円、4時間以上が3,000円。