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パナソニック、イオンエフェクターに保湿とブライトニングを1度に行なえる「マルチ」モードを新搭載

 パナソニックは、保湿とブライトニングを1度に行なえる新モードを搭載した導入美顔器「イオンエフェクター<高浸透タイプ> EH-ST98」を5月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は46,000円前後(税抜)。

イオンエフェクター<高浸透タイプ> EH-ST98

 スキンケア化粧品を肌の奥まで浸透させる導入美顔器。これまで、保湿成分とビタミンCを浸透させるにはそれぞれ異なるモードを使用する必要があったが、本機では新たに「マルチ」モードを搭載。1度に保湿成分とビタミンCの両方を浸透させられるため、より手軽なケアが可能となった。

 運転モードは「スキンクリア/プレケア/保湿/ブライトニング/マルチ/クール」の全6種類。プレケアモードでは、本体背面にあるプレケアヘッドを肌に当てると電位パルスが発生し、角質層が一時的に緩められ、ヒアルロン酸やコラーゲンなど分子の大きい美容成分が角質層へ浸透しやすくなる。プレケアモード以外の5モードは、正面のイオンヘッドを肌に当てて使用する。

正面のイオンヘッド
背面のプレケアヘッド

 保湿モードでは、イオンヘッドがプラスに帯電し、持ち手部分のイオンパネルがマイナスに帯電する。イオンヘッドを肌に当てることで、プラスからマイナス電極へ向け発生する水の流れに乗って化粧品の保湿成分が一緒に移動するため、角質層への浸透性がアップするという。手塗りと比べると、保湿成分の浸透量は1.7倍。

 ブライトニングモードでは、イオンヘッドがマイナスに帯電。同じくマイナスに帯電しているビタミンCとイオンヘッドが反発するエネルギーを利用して、美容成分を角質層まで届けるとしている。浸透量は手塗りの1.5倍。ビタミンCや、ビタミンC誘導体を含む化粧品と一緒に使用する。

保湿モードではイオンヘッドがプラスに、ブライトニングモードではマイナスに帯電する

 今回新たに搭載されたマルチモードでは、イオンヘッドの電極がプラスとマイナスに交互に切り替わるため、保湿成分とビタミンCの両方を浸透させられる。手塗りと比べた浸透量は保湿成分、ビタミンCともに1.3倍と、それぞれ単独モード時よりも少し下がってしまうが、フェイスケアに時間をかけられないときなどに役立つとしている。

 本体サイズは53×65×214mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約180g。リチウムイオン電池内蔵。約1時間の充電で、約3回使用可能(1回10分のベーシックプランの場合)。ACアダプター、コットンリング、保護キャップ、スタンドが付属する。

化粧水などを染み込ませたコットンをセットできる
操作部

手塗りとイオンエフェクターで浸透力を比較

 手塗りと本機の使用ではどのくらい浸透に差が出るのか、実際にスキンケア化粧品を用いたデモンストレーションが行なわれた。右手はコットンのみを使用。左手はプレケアモードで角質層を緩めた後、コットンをセットした本機を使用。いずれもコットンに化粧水を染み込ませて行なった。

 どちらの手にも化粧水を浸透させた後、あぶらとり紙を手に載せてみると、その差がはっきりと表れた。コットンのみを使用した右手の甲は、浸透しきれなかった化粧水が残り、あぶらとり紙の色が全体的に変わっていた。一方、本機を使用した左手の甲はサラサラとしており、あぶらとり紙はほとんど色が変わらなかった。

手塗りと本機を使用した際の浸透具合を比較
本機は化粧水が肌にしっかりと浸透した

 さらに筆者の手の甲でも試してみた。スキンクリア→プレケア→保湿→クールモードの順で当ててもらう。スキンクリアと保湿モードは、イオンヘッドが温かくなり気持ち良かった。クールモードはイオンヘッドが冷たくなり、肌をキュッと引き締めてくれる感覚だ。

 一通り当て終わると肌が潤い、つやつやになった。普段、スキンケアの直後は化粧水や乳液で肌がベタベタするのだが、しっとりとしながらもベタつきは一切なく、ずっと触っていたくなるような肌に仕上がった。

スキンクリアモードで肌に付着した汚れを落とす
プレケアモードで角質層を緩め、美容成分が浸透しやすくする
保湿モードはイオンヘッドが温かくなる
温感、イオンレベルは調節可能
本来は顔に当てて使用する。クールモードはひんやりとして気持ち良い

新色ゴールドを採用した「目もとエステ EH-SW68」

 同時に、温かいスチームとリズムタッチで目もとをケアする「目もとエステ EH-SW68」を発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は23,000円前後(税抜)。

目もとエステ EH-SW68

 目もとに装着するエステ機器。ホットスチームの心地良い温かさで目もとをケアする。従来の機能はそのままに、本体カラーに新色のゴールドを採用した。パソコンやスマートフォンで疲れた目もすっきりとするため、オフィスでの使用や男性にもおすすめだという。

 ホットスチームは、約42/40/38℃の3段階で温度設定が可能。小型ファンを搭載しており、目もとの隅々までスチームを届けられる。リズムタッチは、リフレッシュ/リラックス/クイックの3つのコースを備える。リズムタッチとスチームの組み合わせで、目もとに爽快感を与えるという。

 また別売のアロマタブレットを使用することで、アロマの香りを楽しみながら目もとのケアが可能。アロマタブレットは真正ラベンダー、ベルガモット、ゼラニウム、ティートゥリー、イランイランの香りをラインナップし、価格はいずれも2,500円(税抜)。

 本体サイズは141×110×63mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約195g。ニッケル水素電池を内蔵し、充電時間は約1時間。1回約12分の使用で約2回使用可能。ACアダプター、バンドが付属する。