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富士通ゼネラル、最大200度のワイド送風ができる家庭用天井埋め込み形エアコン「ノクリア」HMシリーズ

 富士通ゼネラルは、家庭用天井埋め込み形エアコン「ノクリア」HMシリーズを、1月31日に発売する。適用床面積18畳「AU-HM560K2」と、23畳「AU-HM710K2」の2機種をラインナップ。室外機やパネルなどを含めた価格は順に、80万円、105万円(税抜)。新築住宅や、リフォーム住宅向けの製品と位置づける。

家庭用天井埋め込み形エアコン「ノクリア」HMシリーズ

 家庭用の、一方向天井埋め込みカセット形エアコン。前方向の吹き出し口のほか、左右両側にも吹き出し口を設けている点が特徴。可動範囲は左右それぞれ100度で、合計最大200度のワイドな風向き設定を可能としている。

 一般的に天井埋め込み形のエアコンは、気流が前方向の吹き出し口からのみ吹き出されるため、部屋全体に気流が行き渡りにくいという課題があった。HMシリーズでは、前方向だけでなく左右にも吹き出し口を設けた、業界初のマルチフロー技術により、ワイド風向きを実現したとする。11mのロング気流と合わせ、部屋中を快適な温度にするという。

 左右吹き出し口の風向きはそれぞれ独立設定でき、左は10度、右は90度といった制御も可能。吹き出し温度は統一設定となる。

左右両側にも吹き出し口を設けており、可動範囲は左右それぞれ100度で、合計最大200度

 無線LANアダプターも標準装備し、スマートフォンと接続して外出先からも操作可能。スマートスピーカーとも接続き、音声操作も行なえる。

 室内機内部の清潔性を保つ、独自の「熱交換器加熱除菌」機能を搭載。冷房・除湿運転中に熱交換器に残った水分を55℃以上に加熱し、お湯にすることでカビ菌や細菌を除去する。エアコン内部を清潔に保つことで、夏の冷房運転時も快適に使用できるという。

 このほか、通風ロスの少ない送風構造により、業界No.1の省エネ性を実現。熱交換器の2分割や送風ファンの複数化、吸込口の拡大や風路の最適化など、室内機内部のレイアウトを工夫することで、通風ロスを大幅に低減したという。冷房時に発生する水を排水するポンプにもDCモーターを採用し、オールDC化でさらなる省エネを実現したという。

 いずれも室内機本体サイズは、1,240×500×200mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約25kg。電源は単相200V。

独自の「熱交換器加熱除菌」機能を搭載