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シャープ、金属部品や工具などの汚れを落とす「卓上型超音波洗浄機」
2019年10月21日 00:00
シャープは、金属部品や工具などの汚れを落とす「卓上型超音波洗浄機」3タイプ18機種を、11月14日より順次販売する。価格は、液晶ディスプレイ/ヒーター搭載の「Hタイプ」が100,000円~368,000円、液晶ディスプレイ搭載「Mタイプ」が92,000円~340,000円、操作ダイヤル搭載「Lタイプ」が76,000円~298,000円(税抜)。
超音波の力で、金属部品や工具、実験用器具などの汚れを落とす卓上洗浄機。洗浄液の脱気機能を搭載している点が特徴。洗浄前に0.5秒間隔で超音波の発振、停止を繰り返すことで、超音波の伝播を妨げる洗浄液中の気体を追い出すという。
洗浄効果を高める2つのモードを新たに搭載。洗浄ムラを抑制する「スイープモード」は、超音波の周波数をを±0.5kHzの間で連続的に変化させて発振することで、超音波をより均等に洗浄物に当てられるという。従来機と比べ、消費電力を抑えながら洗浄効果が約15%アップしたとする。
1秒ごとに超音波の発振、停止を繰り返す「パルスモード」は、洗浄中に発生した気泡を液面に浮上させ、より多くの超音波を洗浄物に伝えるという。1~60分のタイマー機能も備える。
ラインナップは機能別に「H/M/L」の3タイプを用意。それぞれ6サイズ(約3/6/10/14/20/26L)展開で、洗浄物のサイズや量に応じて選べる。
ハイエンドのHタイプとスタンダードのMタイプには、洗浄の残り時間や槽内温度が見やすい液晶ディスプレイを搭載。さらにHタイプには、洗浄液の加熱(20~60℃)により洗浄力を高めるヒーター機能を備える。Lタイプは、操作ダイヤルを回して簡単にタイマー設定可能。
なお容量約3L/6Lモデルは排水コック非搭載で、10~26Lモデルは排水コックを備える(呼び径1/2B)。
いずれも対応する洗浄剤は、不燃性有機溶剤(間接洗浄のみ)、弱アルカリ性洗浄液(pH12未満)、中性洗浄液、弱酸性洗浄液(pH3を超えるもの、間接洗浄のみ)。
本体サイズは共通で、容量3Lモデルが263×186×242mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約4kg。消費電力は110~190W。容量26Lモデルが529×348×375mm(同)で、約16.5kg。消費電力は410~1,100W。ステンレス製フタ、電源プラグソケットが付属する。