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フランス発のe-bikeブランド「Moustache」が日本初上陸!!

 サイクル用品などの輸入販売を行なうインターテックは、2020新製品発表展示会を東京・品川で開催した。そして、新たに取り扱いを始めるe-bikeブランド「Moustache(ムスタッシュ)」「Benno(ベノ)」の日本仕様モデルを発表した。本稿ではフランス発のブランド「Moustache」のe-bike2車種をご紹介しよう。

フランス生まれのe-bike専門ブランドのクロスバイク

 「クルマを置いて出かけよう」という信条のもと、約8年前にフランス・ボージュで自転車好きの2人がスタートしたブランドが「ムスタッシュ」。スタート時には約7モデルのe-bikeを取り扱っていたが、約80人のメンバーが日々開発・生産に携わっているという。公式サイトを見ると「Urban」「Versatile」「Road」「eMTB」「Tandem」というカテゴリーで、スタート時の7モデルから現在では55モデルまで拡大している。各モデルを見てみると、ハンドルバーへのこだわりが強いブランドであるようだ。

ヨーロッパで販売されているタンデムe-bike。バッテリーが2個装着されている(海外サイトの写真)

 そんなフランスのe-bike専門ブランドのクロスバイクのe-bike2車種が日本に初上陸する。担当者によると2020年3月には出荷をスタートしたいと語っていた。

フロントサスの代わりにハンドルバーが振動を吸収する「Friday 28.1」

 「Friday 28.1(フライデイ)」は、ボッシュ製ドライブユニット「Active Line Plus(アクティブラインプラス)」を搭載するクロスバイクタイプのe-bike。サイズはS(適応身長155~170cm)とM(適応身長168~183cm)、車体重量は21.3kg、カラーはパステルグリーン。価格は340,000円(税抜)。

クロスバイクタイプの「Friday 28.1」

 バッテリーはボッシュ製「PowerPack 300」、ディスプレイは「Intuvia(イントゥービア)」、コンポーネントはシマノ「ALTUS(9Speed)」、油圧式ディスクブレーキなどを搭載する。フロントサスペンションを搭載しない代わりに、振動吸収ハンドルバー「Baramind」とアルミフォークの組み合わせを採用。下方向へはフレックス、上方向にはリジットな設計でハンドリングを犠牲にせず路面からの衝撃と振動を吸収するという。

振動を吸収する設計になっているハンドルバー。中央のクイックパークステムのロックを外すとハンドルバーを90度回転できる。ディスプレイの右側に装着されているのは、オプションアイテムのワイヤレス給電器

 さらに、ハンドルバーにはクイックパークステムという機能を搭載しており、ロックを外すことでハンドルバーを90度回転させることが可能。狭い駐輪スペースで便利な機能となっている。ほかにも前後フェンダーとリアキャリア、キックスタンドなどが標準で装備されているので、通勤や街乗りで活躍してくれそうなe-bikeだ。

[写真で見るムスタッシュ「Friday 28.1」]

“口ひげ型”の個性的なハンドルバーが目を引く「Samedi 28.1」

 「Friday 28.1」同様にボッシュ製ドライブユニット「Active Line Plus」を搭載する「Samedi 28.1(サムデイ)」は、個性的なハンドルバーが特徴のクロスバイクタイプのe-bike。サイズはS(適応身長155~170cm)とM(適応身長168~183cm)、車体重量は22.3kg、カラーはマットブラック。価格は340,000円(税抜)。

クロスバイクタイプの「Samedi 28.1」

 バッテリーはボッシュ製「PowerPack 300」、ディスプレイは「Intuvia」、コンポーネントはシマノ「ALTUS(9Speed)」、油圧式ディスクブレーキ、63mmトラベルのフロントサスペンションなどを搭載する。

“口ひげ型”のムスタッシュ・ハンドルバー
左ハンドルにはディスプレイの操作スイッチ
右ハンドルにはシフターとベル

 そして、最大の特徴はフランス語で“口ひげ”を意味するムスタッシュ・ハンドルバーだろう。ヨーロッパではムスタッシュブランドの“口ひげ型”ハンドルバーは、ロングライドでも手と腕に自然なポジションをもたらして快適なライディングを提供してくれるそうで、すでに人気となっているそうだ。また、パニアバッグがワンタッチで取り付け可能なリアキャリアには、チャイルドシートも装着できるという。こちらの「Samedi 28.1」も様々なシーンで活躍してくれそうなe-bikeだ。

[写真で見るムスタッシュ「Samedi 28.1」]