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日立、単身高齢者の見守りサービス「ドシテル」 ~高齢者のプライバシーにも配慮
2019年5月22日 14:56
日立グローバルライフソリューションズは、単身高齢者の様子や変化をスマートフォンで確認できる見守りサービス「ドシテル」の申し込み受付を6月17日11時から開始する。月額利用料金は3,980円(税抜)から。
単身高齢者の部屋へ専用の活動センサーを設置することで、離れて暮らす家族がスマートフォンで確認できる見守りサービス。
設置した専用のセンサー「活動センサー KR2FWU1」は、1分に1回の頻度で在室状況や活動量を検知し、無線LAN経由でサーバーに情報を蓄積する。離れて暮らす家族は、専用スマートフォンアプリで、単身高齢者の状況を確認できるという。活動データはサーバーに蓄積され、生活リズム・活動量・睡眠時間の履歴がアプリで確認できる。
活動センサーは1契約につき1部屋の設置で、活動センサーの検知能力は、3.5~5m程度の範囲。広さ10畳程度の部屋での使用を想定しているという。
単身者のプライバシーに配慮し、活動の検知に映像は使用していない。そのためアプリでの確認時に単身者の姿が見えることもないとする。また、情報を蓄積するサーバーは、外部からの不正アクセス防止など厳密なセキュリティ管理が施されるという。
今後は、同社製の冷蔵庫など、無線LAN接続可能な"コネクテッド家電"との連携で、より細かな活動を確認できる機能も追加予定としている。
利用料金は、活動センサーを購入した場合とレンタルした場合で異なり、購入した場合は、活動センサーの代金と設置作業料が初期に45,000円、以降の月額利用料が3,980円。レンタルした場合は、初期費用は不要で、月額利用料が5,980円(いずれも税抜)。いずれも2年以内にサービスを解約した場合には、別途解約手数料が発生する。
申し込みから活動センサーの設置作業完了までには、最短で10営業日程度(土・日・祝日除く)が必要だとしている。