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ソニー、テレビとつなげて前方に置くだけで、立体音響を再現するバースピーカー
2019年3月26日 16:57
ソニーは、バースピーカー1本で、平面方向に前後左右のサラウンドを表現するのはもちろん、高さ方向の音まで再現するデュアルサブウーファー内蔵のサウンドバー「HT-X8500」を4月20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は40,000円前後。
テレビとHDMIケーブルでつないで使うバースピーカー。高さ方向の音を表現する音声フォーマット「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」や「DTS:X」に対応し、1本のバースピーカーだけで立体音響が楽しめる。
本体の左右にはフルレンジスピーカーが1基ずつ、主に低音域を担当するサブウーファーが中央寄りに2基搭載される。
通常、高さ方向の音を聴けるようにするには、前方スピーカーだけでなく、壁や天井などに複数のスピーカーを配置する。
だが、サウンドバー「HT-X8500」は、独自のバーチャルサラウンド技術「Vertical Surround Engine(バーティカル サラウンド エンジン)」と、平面方向に前後左右のサラウンドを表現する、デジタル音場処理技術「S-Force PRO フロントサラウンド」により、前方に設置した1本のバースピーカーのみで、3次元の立体音響を実現できるという。
また、テレビ放送などに多いステレオ信号にも有効で、「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」と「DTS:X」に対応しない映画やゲーム、スポーツや音楽など、様々なコンテンツも立体音響で楽しめるとする。
実際にDolby Atmos対応の映像コンテンツを視聴したところ、この1本の細長いスピーカーだけで音を出しているとは思えないほど、立体的な音響がなされていた。
さらにテレビだけでなく、Bluetoothでスマートフォンなどの対応機器とつなげれば、機器内にある多彩な音源を、Bluetoothスピーカーのようにワイヤレスで手軽に楽しめる。
本体サイズは約890×96×64mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約3.1kg。実用最大出力は160W。入出力端子は、HDMI、光デジタル音声入力。消費電力は32W。