ニュース

ソニー、ワンセグ音声/AM・FMラジオの予約録音もできる「ラジオレコーダー」

 ソニーは、ワンセグTV音声/AM・FMラジオの予約録音もできるポータブルラジオレコーダー「ICZ-R260TV」を10月6日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は25,000円前後(税抜)。

ポータブルラジオレコーダー「ICZ-R260TV」

 ワンセグTV音声/AM・FMラジオの予約録音もできるポータブルラジオレコーダー。予約録音は最大20件までに対応するほか、外部入力端子もタイマー予約録音に対応。例えばスマートフォンと接続すれば「インターネットラジオ」を録音することもできる。16GBの内蔵メモリーに加え、32GBまでのSD/SDHCカードに対応し、長時間の録音が可能。

 ワンセグTV音声放送については、専用のアンテナを搭載するほか、主音声/副音声を切り替えて、受信・録音が行なえる。またAMラジオの音声をFM放送の周波数で楽しめる「ワイドFM」に対応し、AM放送が入りにくい場所でもAM番組が楽しめる。受信周波数はAMが531kHz~1,629kHz、FMが76.0MHz~108.0MHz、ワンセグTV受信チャンネルは13~52ch。5つまでの放送局を登録可能で、登録後はワンボタンで選局が行なえるという。

 またステレオマイクを内蔵し、機器を接続せず音声録音もできる。その際は、マイクが一定以上の大きさの音を拾った場合に録音が始まり、音が小さくなると録音が一時停止する「VOR(Voice Operated Recording)録音」にも対応する。

 受信放送の録音ファイルはMP3形式のため、パソコンなど他の機器での再生が可能。また再生可能ファイルは、MP3/WMA/AAC-LC/1sa形式。1sa形式は、ワンセグTV音声の録音時に使用される独自ファイル形式だという。録音したラジオ番組は、付属するパソコンソフト「Sound Organizer」で管理・編集を行なえる。

 録音した音声の視聴時は、独自の「Clear Audio+」や、イコライザー機能を利用して、クリアな音声で聴くことができるとしている。

 電源はリチウムイオン充電池を内蔵し、単三形アルカリ乾電池4本と併用することで、本体スピーカーで最大約20時間の音声再生が可能。また充電切れ時には、単三形アルカリ乾電池だけの稼働もできる。指定時刻に受信を開始する「オンタイマー」、一定時間が経過すると自動で電源OFFする「スリープタイマー」を搭載。

 また内蔵の専用スピーカーBOXとバスレフ方式の採用により、豊かな低音と高音質を実現しているという。「ラジオノイズカット」機能をONにすると、録音時でもノイズを低減できるという。音量調節には大型のダイヤル式を、搭載する正面の液晶画面は白色バックライトを採用し、操作性や視認性を確保している。

 このほか語学学習に便利な機能として、音声を一定区間で区切って繰り返して再生できる「ディクテーション再生」「A-Bリピート」、音程は自然なままで再生スピードを調整できる「速度調節」などを備える。

 本体サイズは、215.4×124.5×57.2mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約890g。出力端子はステレオヘッドフォン、入力端子はステレオミニ端子、パソコン接続端子はHi-Speed USB。付属品は、パソコン用ソフトウェア(本体メモリー内)、ACアダプター、USBケーブル、AMラジオ用ループアンテナ、FMラジオ/ワンセグTV用外部アンテナ接続ケーブル。

 なお、従来機種「ICZ-R250TV」からの変更点は、内蔵メモリ容量が8GBから16GBに増強されたことのみだという。

本体正面
本体側面と端子類
本体背面と端子類
本体上部の操作ボタン類